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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
第二百八十四話 テストが終わってその五
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「偉そうだの何だので」
「はい、それでそのお店にもです」
「偉そうに入ってですね」
「牡蠣料理を出したところ」
「それで何したんですか?」
「持ち込んできた日本酒を出しました」
「お店のお酒を飲まずに」
「耶麻陸という記者で」
「それでその記者がですね」
「持ち込んだ日本酒が日本酒に一番合うからこちらを飲むと言って」
「持ち込み不可のお店ですね」
「はい、ですが」
 それでもというのだ。
「持ち込んで、です」
「飲もうとしましたか」
「他にもマナー違反が多く他の記者達も酷い態度だったので」
「出て行ってもらったんですね」
「そうしたところ」
「新聞で滅茶苦茶書いたんですね」
「ですがこちらも反撃しました」 
 こうした相手に泣き寝入りすると大変なことになる、マスコミは自分達の宣伝力を使って嘘でも何でもゴリ押ししてくるから厄介だ。
「八条新聞や八条出版の各雑誌で真実を書いて」
「反撃してですね」
「勝ちました、ですがこの記者はそれからもです」
「性懲りもなくですね」
「取材に行った店で常にまずいだの化学調味料を使ているだの言って喚いていたとか」
「酷い奴ですね」
 聞いていて流石あの新聞の記者だと思った。
「ゴロツキみたいですね」
「私が思うにそのものかと」
「最早ですか」
「ゴロツキは職業でなるものではありません」 
 ゴロツキという職業はないというのだ。
「その人の人格で、です」
「なるものですか」
「はい、ですから」
「新聞記者でもですね」
「ならず者ならです」
 そういえばあの新聞社はならず者国家と呼ばれる北朝鮮が大好きだ。
「ゴロツキになります」
「その人の品性と行いでなるものですね」
「左様です」
「職業によらないですね」
「ヤクザ屋さんはいますが」
「ゴロツキはまた別ですね」
「どういった立場であってもです」
 品性と行いが悪ければというのだ。
「それでなるもので」
「新聞記者でもですね」
「はい」 
 まさにというのだ。
「そうなります」
「ゴロツキになりますね」
「そうです、お母様のご実家も」
「あそこもですか」
「私が見るにです」
「ゴロツキですか」
「そう思います。そして義和様は」 
 今度は僕に話してくれた。
「どうかです」
「そうした人達を反面教師にして」
「そうしてです」
 そのうえでというのだ。
「働いて下さい」
「それでは」
「はい、お願いします」
 二人でこう話してだった、僕は学校に向かってそうして最後のテストに赴いた。そのテストが終わってクラスを出ると。
 そこにだ、香織さんが来て僕に聞いてきた。
「これから時間あるかしら」
「うん、部活もないしね」
 香織さんに微笑んで答えた。
「今
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