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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
束の間
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奴ではありませんから。」
そして、現在に至る。
「キッド、いつまでそこにいるの?もう、早くしないとご飯が覚めちゃうわよ!」
何度も呼んでいるにもかかわらずいつまでもベランダにいるキッドに対してドラミは痺れを切らしてやってきた。
「・・・・・・・・」
「いい加減にしないとご飯抜きにしちゃうわよ!さっさと・・・・・・」
引っ張って部屋の中に連れて行こうとしたドラミはキッドの手が異常なほど震えていることに気がつく。
「キッド?」
「・・・・・えっ?」
今まで気づいていなかったのかキッドはドラミの方を見る。
「ど、ど、ドラミいたのかよ!?」
「どうしたの、そんなに手を震えさせて・・・・・・・」
「手?」
キッドは自分の手を見てみる。
「何ともねえじゃねえか。」
「何ともなくないわよ!さっきまですごく震えていたのよ!?」
「震えてねえって。別に何でもねえよ・・・・・」
「キッド・・・・・・・最近のキッドなんか変よ。何かに怯えているようで・・・・・・」
無理やり誤魔化そうとするキッドをドラミは心配そうな顔をして言う。そう言われてしまうとキッドも隠しきることはできなかった。
「ねえ、一体どうしたの?」
「・・・・・・・怖えんだよ・・・・・・」
「怖いって・・・・・・何が?」
ドラミはキッドの話を聞く。
この間会ったゼロの記録映像に映されていたのがドラえもんの言っていたことと同じだったこと。
自分が惨敗したのはそのコピーであるブラックゼロであり、しかも何者かによって修理されてこの世界に潜んでいること。
話しているキッドの顔はいつもと違い不安に感じているように見えた。
「・・・・・・そう、お兄ちゃんの言っていたこと本当だったのね。」
「ドラえもんの方が頼もしく見えたぜ。あの映像では俺なんかと比べて全然勇敢に戦っていたんだからな。それに比べて俺は・・・・・」
キッドは顔を伏せながら弱弱しい声で言う。
「情けねえよ・・・・・・奴に負けたことを思い出すたびに怖くてしょうがねえんだ・・・・・また、負けちまったら・・・・・・・・」
「大丈夫よ、キッドはロボット学校の事件だって解決できたんだから。」
そんなキッドを励ますようにドラミが言う。
「あれは俺だけのおかげじゃねえよ。ドラえもんズが一つになったからこそできたことだ。」
「でも、キッドがあの時ダディ13号に操られていたらみんな危なかったのよ?」
「・・・・・・」
「自信を持って。いつものキッドならこのくらいの事で弱気なこ
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