第二幕その一
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第二幕 楽しい冒険のはじまり
食べられる人達が朝ご飯のトーストとハムエッグ、そして玉葱とキャベツのスープと牛乳を楽しんでからでした。
皆はブリキの樵のお城を出発しました、留守はといいますと。
「ではです」
「留守は我々がお城を預かりますので」
「安心して冒険に出て下さい」
「後のことはご心配なく」
「そうさせてもらうよ、それで政治のことはね」
樵は留守を任せて欲しいと言うウィンキーの将校の人達にお話しました。
「大臣がね」
「受け持ってくれますね」
「皇帝陛下が留守の間は」
「そうしてくれますね」
「だからね」
それでというのです。
「何かあったら彼に聞いてね」
「わかりました」
「それではです」
「楽しい冒険の旅を」
「過ごしてくるよ」
こう応えてでした、樵は留守の間のことを全てお話してでした。
皆と一緒に出発しました、その時にジョージがドロシーに答えました。
「僕達お菓子の国に向かうんですよね」
「ええ、そうよ」
「それでそのお菓子の国は何処にあるんでしょうか」
「このウィンキーの国にあることはお話したわね」
「はい、ですが」
それでもとです、ジョージは言いました。
「ウィンキーの国といっても広いですね」
「ええ、とてもね」
「オズの国は大陸で」
「オズの国自体が一つの島でね」
「そして大陸ですよね」
「大陸と言っても結構な大きさがあるわね」
それがオズの国の大きさだというのです。
「そしてウィンキーはね」
「そのオズの国のおおよそ四分の一ですね」
「だからかなりの広さよ」
「そうですよね、ですから」
「その広い国の何処にあるのか」
「それがわからないので」
ジョージはドロシーに言いました。
「お聞きしていますが」
「ウィンキーの国の南西の方にあるの」
「そちらにですか」
「とはいっても熊センターの近くじゃないわよ」
そちらではないというのです。
「お菓子の国はね」
「そうなんですか」
「そう、そしてね」
ドロシーはさらにお話しました。
「そこに行くまで色々な国や人があっているから」
「だからですか」
「道中面白いわよ」
「それじゃあ今回の旅も」
「楽しいものになるから」
「そこまでの道中もですね」
「楽しんでね」
こうジョージにお話しました。
「いいわね」
「わかりました」
「何ていいますか」
ここで言ったのは恵梨香でした。
「オズの国も広いですからね」
「色々な国がその中にありますね」
神宝もしみじみとした口調で言います。
「本当に」
「何ていうか」
カルロスも言います。
「お伽の国にあるものは全部ある感じですね」
「人もそうですよね」
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