知らない場所と世界に来ていた、イシュヴァールの診療所
[3/3]
[9]前 最初 [2]次話
は出なかった。
「大丈夫かね、少し横になって休みなさい」
朝ご飯が出されて食べ終わると、男に言われて驚いた、出て行かないといけないと思っていたのだ、怪しい不審者って思われいたら警察、もしくは、どこかに通報されたりされてもおかしくないのに。
「病室のベッドは患者が来るかもしれん、悪いが、奥の部屋で」
女は返事をしようとした、だが、声が出ない。
「あら、風邪をひいたの、仕方ないわね、ご飯作りに行くから」
優しい声を思い出した。
「起きてたら駄目じゃない、ほら、寝てなさい」
「さあ、寝ていなさい」
男の声に背中を押されて、女は、はいと頷いた。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ