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次の日…。
「んで…なんだ。これ。」
「ん?」
今、僕とキリトはアインクラッド最前線の迷宮区の前の茂みの中からまるで探偵の様に張り込み中。
ジー…。
「いや、なんで俺たちこんな事しないといけないのかなって…。」
「僕の『お願い』だから。
…っ??し!」
「…。」
僕がそうやってキリトの口を手で塞いだ途端。
本日2度目となるアスナと《スリーピング・ナイツ》のメンバーが駆け出して行くところだった。
そしてその後を続く様にしばらくすると30人ほどの…おそらく大規模ギルドだろう。腕にギルドマークらしきものが着いている。
「えっと…。これはボス戦でやられて戻って来たって事だよね?」
「そう見たいだな。それとなんか違うギルドが入って…。
…まさかお前。」
僕はキリトが苦い顔をするので満面の笑みで。
「そう。さっき、アスナ達の後に来た方々も、いたよね。それらを露払いするよ。」
「俺たち2人でか??」
「まさか!
僕の作った本当のギルドがあるんだけどその人達も援軍で来るから。」
僕はニコッとしてキリトを見る。するとキリトは呆れた顔で僕を見てため息を吐くと。
「分かったよ。…アスナのためだぞ。」
「別になんでもいいよ。手伝ってくれれば。」
僕は時計を見て迷宮区を睨みながら隠れるのをやめ道にでる。そしてキリトもその後に続く。
「さて。行こうか?…とキリト特攻隊長よろしく。」
「俺かよ??」
「いや、まだ僕のギルド来てないし。」
僕は両手をヒラヒラさせて答える。キリトははあ、と再びため息を吐くと。
「そのギルドメンバー来たみたいだぞ…。」
「ん?」
言われて後ろを見ると僕のギルド『ネコのピアノ』のメンバー3人がやって来ていた。
「みんな悪いね♪」
「本当よ。」
「え、えっと…。だ、大丈夫ですよ。」
「別に大丈夫だよ!スノーお兄ちゃんの頼みだもん!」
キリトいわく山猫アーチャーと天使の様な弱気そうな顔のエルフのスピア使い。それとハイスペック妹キャラのあの子。
そしてそれぞれの武器に黒猫が丸まって眠っているエンブレムが刻まれている。
さて人も揃った。僕は拳をバンバン叩きニヤッとする。
「さて、始めようか。
…encoreへと♪」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
僕達は迷宮区に入って速攻でボス部屋の前に行くと予想通りスリーピング・ナイツのメンバーは他のギルドに妨害を受けていた。
するとキリトはなんと壁を走ってアスナ達のところに行くというキリトというまるで意味がわからんぞ!とツッコミが出てきそうな技を使って来た。
「キリトはなんであんな技を…。」
「スノーも一緒でしょ。」
山猫
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