第一幕その四
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「好きよ」
「美味しいですよね」
「というかオズの国だとね」
「国によって色がありますからね」
「だから青いケーキも黄色のケーキもね」
勿論それぞれの色のケーキもです。
「普通に食べているから」
「だからですね」
「抵抗がないわ」
「味も素敵ですよね」
ジョージは実際にその黄色いチョコレートケーキを食べています、ケーキ全体をチョコレートでコーティングしています。
「本当に」
「そう、食べるとね」
「色で判断したらいけないですね」
「そう思うわ」
「と言うけれど」
恵梨香が苦笑いして言ってきました。
「外の世界では抵抗があるわ」
「食べたら美味しいよ」
神宝はその恵梨香に言います。
「アメリカのケーキも」
「確かに自然の色じゃないけれどね」
カルロスも恵梨香に言います。
「悪くない味だよ」
「身体に悪いとか言うかも知れないけれど」
ナターシャは外の世界のことからお話します。
「それだったらアメリカ人はとっくに大変なことになってるわよ」
「外の世界のアメリカのケーキも食べて問題ないよ」
ジョージは笑って言いました。
「だから安心してね」
「そうよね、ただケーキもね」
ドロシーは今度はキャラメルを食べつつ言います。
「国によって随分違うわね」
「うん、僕も見ていて思ったよ」
かかしが応えます。
「そのことはね」
「そうよね」
「オズの国はアメリカが反映されてね」
「色々な国の人が来てね」
そしてというのです。
「ケーキもね」
「色々なケーキがあってね」
「そしてオズの国でも出すけれど」
「アメリカのケーキと他の国のケーキを比べたら」
「随分違うね」
「一口にケーキと言ってもね」
「そうなのよね」
ドロシーはかかしの言葉に頷きました。
「これが」
「何ていうかね」
つぎはぎ娘がまた言います。
「同じケーキでも随分違うのも面白いわね」
「そうでしょ」
「その違いを見るのも面白いわね」
「オズの国ではそれもわかるわね」
「そうなのね、皆ケーキ好きだし」
「そういえばケーキ嫌いな人いないね」
トトはつぎはぎ娘の言葉に頷きました。
「僕達の周りには」
「僕達も好きだしね」
ジョージはトトに応えました、とはいっても今食べているのはケーキではなくキャラメルです。そちらを食べつつ言うのです。
「ケーキは」
「そうだよね」
「本当に僕達の周りは皆ケーキ好きだね」
「というか嫌いな人いるのかな」
「いないよね」
「僕も知らないよ」
トトはジョージに答えました。
「ちょっとね」
「そうだよね」
「そういえば」
ここでドロシーが言ってきました。
「ウィンキーにお菓子の国があってね」
「ケーキもですね」
「沢
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