第100話
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サさん達”紅き翼”の方々も介入してくるのでは……?」
「――――――それは”ありえない。”内戦の時とは状況があまりにも違い過ぎるし、現状紅き翼がトールズをメンフィルの侵略から守る意味はあまりないし、そもそもトワ会長がエレボニア帝国軍から士官学院を奪還し、更には”本陣”を含めたメンフィル帝国軍と生徒達を戦わせるような”あまりにも無謀過ぎる戦い”は絶対許さないだろうし、そもそもアリサ達も理解しているはずだ。――――――”現状トールズを取り戻した所で何の意味もなく、また自分達の戦力ではメンフィル帝国軍本陣を撃退する事は絶対に不可能である事に。”例えかつての時のように”大目標”としてトールズの奪還を掲げたとしていてもだ。」
打ち合わせが終了し、軍人達が部屋を出ていく中質問してきたセレーネの疑問に対してリィンは静かな表情で指摘し
「………………………そうですわね。」
「トールズの件でお兄様達と刃を交える機会が訪れない事だけが唯一の幸いですわね……」
「はい………」
(とは言っても、次の”ルーレ”の時は”確実に介入してくる”でしょうね。何せルーレを侵略した場合、紅き翼の大義名分の一つである”身内の保護”――――――”アンゼリカお姉様の父君であられるログナー侯爵の保護”も発生するのですから。)
リィンの答えを聞いたセレーネは僅かに安堵の表情を浮かべて頷き、複雑そうな表情で呟いたアルフィンの意見にエリスは同意し、その様子を見ていたミュゼは真剣な表情を浮かべた。
「エリゼ、アルティナ、先輩。セレーネが無理しないようにお願いします。」
「はい。」
「了解しました。」
「おう。そっちも無理するなよ。」
リィンに声をかけられた3人はそれぞれ頷いた。
そして1時間後、”トリスタ占領作戦”が始まった――――――!
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