第100話
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で今の状況でのノルティア州に求められている役割は兵器や武器の量産だから、それらを帝都に輸送ルートを潰す為にノルティアから帝都に向かう為に必ず経由する必要があるトリスタを占領するって事だ。」
リィンの説明を聞いて考え込みながら呟いたクルトの言葉に頷いたステラはフォルデと共にリィンの代わりに説明を続けた。
「なるほど……ですが、それでも輸送ルートを完全に断つ事はできないのでは?地上はともかく、飛行艇等の空のルートならば迂回等をすれば帝都への輸送は可能と思われるのですが。」
「ああ………だから今回の作戦が終われば、灰獅子隊はノルティア州の中心部である”ルーレ市”を占領する軍事作戦に関係する要請を出す予定が非常に高い事を連合本陣から伝えられている。」
「という事は今回の件が終われば、次はルーレを落とす可能性が非常に高いのですわね………」
アルティナの新たなる疑問に答えたリィンの話を聞いたアルフィンは静かな表情で呟いた。
「ま、とりあえずは目の前の作戦に集中しようぜ。」
「今回の私達リィン隊の役割は味方が本陣と共にトリスタを防衛しているエレボニア帝国軍と戦っている間に別ルートで士官学院に潜入、制圧し、制圧後味方と共に敵軍を挟撃して制圧するという流れが今回の作戦の大筋の流れです。」
フォルデは手を叩いてその場にいる全員を自分達に注目させ、ステラが説明をした。
「”別ルート”という事はその”トリスタ”という町に入らずに敵軍の臨時拠点として利用されていると思われる士官学院に直接潜入できるルートがあるのですか?」
「ああ。グラウンドに通じている裏口と旧校舎からも士官学院に潜入できる。――――――ただし、旧校舎方面は背後が森林である事から少数精鋭による進軍が望ましい為旧校舎方面を攻める部隊には”鉄機隊”も担当している。その為彼女達と足並みを合わせる事ができる者達――――――エリゼ、フォルデ先輩、セレーネ、アルティナ、レオンハルト大佐、エヴリーヌ殿、更にベルフェゴールとユリーシャは彼女達と共に旧校舎方面から奇襲してもらう。他のメンバーは全員俺、そしてエーデルガルト隊とプリネ皇女親衛隊と共に裏口からグラウンドに突入、そして士官学院を攻める事になっている。今回侵略する地を占領されれば、敵国にとっては”本拠地”である帝都の喉元に刃を突き付けられるようなものだ。よって、敵軍の抵抗も激しいものになると思われる。――――――気を引き締めて行くぞ!」
ルシエルの疑問に頷いたリィンは説明を続け
「イエス・コマンダー!!」
説明の後に号令をかけたリィンの号令に軍人達やエリゼ達は力強く答えた。
「あの、お兄様。今回の作戦を知ったアリ
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