第100話
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)は色々な意味でえげつないな。リィン達に母校を制圧する作戦に手を貸させる所か、リィン達の為にメンフィルに寝返ったお姫さんまで利用しようとしているからな。」
「アルフィン殿下の件もリィンさん達の件同様、戦後アルフィン殿下に対して疑惑の目を向けるメンフィルの有力者達を納得させる為の”理由”を作る為なんでしょうね。」
意味ありげな笑みを浮かべたレンの指摘を聞いてある事に気づいたフェルディナントは真剣な表情でリィンを見つめ、リシテアとエーデルガルトは考え込み、疲れた表情で溜息を吐いたフォルデの感想に対してステラは静かな表情で指摘した。
「ちなみにアルフィン殿下はその件については知っているのか?」
「ああ。このブリーフィングを開く前に予め伝えておいた。―――勿論、その場で承諾の答えをもらっているから、アルフィンの件は心配無用だ。」
「…………………そうか。」
「……………話を戻しますが、具体的に私達はどう動く事になっているのですか?」
クロードの質問に対して答えたリィンの答えを聞いたディミトリは深くは聞かず静かな表情で答え、複雑そうな表情を浮かべていたプリネは気を取り直してリィンに訊ねた。
「まず、レヴォリューションで戦場上空に近づき、アルフィンにエレボニア軍に対して降伏を呼び掛けてもらい、降伏勧告後降伏に応じない部隊に対して予め魔術師部隊による転位陣で配置した部隊が側面から奇襲してそこで”本隊”と合流して戦闘を続行し、更に”転位陣”でそれぞれの近辺まで転位した別部隊が”トールズ士官学院”の裏口、旧校舎から奇襲して士官学院に配備されているであろう司令部を撃破して士官学院を制圧、そしてトリスタ街道で本隊と合流して戦闘を続行している奇襲部隊と挟撃する形でトリスタ街道の防衛部隊を撃破するという流れです。」
「という事は私やドロテア先輩の部隊は今回、転位陣を実行部隊として後方支援に回る事になるという事ですか。」
「リィン、私達”空”の騎獣隊で士官学院を奇襲する部隊を移送しなくてよいのですか?そうすれば、その分本来転位陣に割くはずだった魔術師の部隊を攻撃に回せる余裕もできると思いますが。」
リィンの説明を聞いたリシテアは静かな表情で呟き、イングリットは質問した。
「それも考えたんだけど、基本天馬を始めとした”空”の騎獣部隊って目立つでしょう?目立ってしまったら、当然相手にも気づかれて”奇襲”が成り立たなくなるから”転位陣”による配置にする事にしたのよ。」
「ちなみに空の騎獣部隊であるクロード、イングリット、ローレンツ先輩は敵軍の空挺部隊を撃破してもらってから、地上の敵部隊に空から奇襲してもらうことを考えている。」
「了解だ。――――――で、リィン。知っての通り今回
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