暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
伴装者ヒロピン&ナンパネタ
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まれ抵抗する未来を見て、その男達はヘラヘラと笑っていた。

晴れて恭一郎と恋人同士になった未来は、二人で遊園地に遊びにやって来た。

ところが、恭一郎がトイレに向かった後、いかにもな二人組にナンパされてしまい、今に至る。

「待ってる人がいるんですから!」
「君みたいな可愛い子置いてくやつなんて放っておいてさ〜」
「俺らと楽しいことしようよ」
「離してくださいってばッ!嫌ッ!」

二人はそう言いながら、嫌がる未来を無理矢理連れて行こうとする。

そこへ、恭一郎が戻って来た。

「小日向さんから離れろッ!」
「なになに?もしかして、彼氏くん?」
「ダメじゃ〜ん、カノジョから目を離しちゃ〜」
「そうそうw」

相も変わらずヘラヘラと煽るナンパ男達。
しかし、恭一郎はそれを無視して未来の手を握った。

「行こう、小日向さん」
「うん……!」

未来は頷き、恭一郎の手を取った。

「おい、シカトしてんじゃねーぞ!」

ナンパ男の一人が、恭一郎に殴り掛かる。

しかし恭一郎はその腕を取り、足払いで転ばせる。気づけば男は、青空を見上げていた。

「なっ!?」
「手荒な真似はしたくないんです……。お願いです、僕達の邪魔をしないでもらえますか?」
「わっ、わかった!」
「おっ、覚えてろよ!」

お約束の捨て台詞を吐き、二人は走り去って行った。

「……ふぅ、行ってくれた」

その場にへたり込み、安堵の溜息を零す恭一郎。
そんな彼を見て、未来は微笑む。

「ありがとう、恭一郎くん。かっこよかったよ♪」
「翔から合気道習ったんだ。小日向さんを守れるように……ね」

恭一郎の手を握って立ち上がらせると、未来は彼の顔を真っ直ぐに見つめた。

「ありがとう。わたしのナイトさん」

自分の手を優しく握ってくれる彼女の手を、恭一郎もまた握り返す。

「それで、次はどちらへ?」
「ナイトさんの気の向くままに」

未来をエスコートしながら、恭一郎は微笑み返した。
二人の時間は、まだまだこれからだ。

ff

・些細な一歩(飛きり)

「飛鳥さん遅いデス……。レディを待たせるとは、失礼デスよ!」

この日、切歌は飛鳥と待ち合わせをしていた。

恋人同士ではない(本人達談)ものの、テレビで見かけたカップル限定スイーツが気になり、飛鳥に頼み込んで付いてきてもらうことにしたのだ。

しかし先程、急な用事で少し遅れると連絡が入ってしまったため、先に待ち合わせ場所に来た切歌は待ちぼうけを食らってしまっていた。

「でも、無理に頼んだのはアタシなのデス!だからちゃんと待つのデス!」
「そこの君、ちょっといいかな?」
「デス?」

呼ばれて振り返ると、そこ
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