暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
伴装者ヒロピン&ナンパネタ
[2/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
からの言葉に安堵の笑みを浮かべた。

「そっか……。さて、このオッサンは縛っておいたし、両眼に布巻いたから例の魔眼も使えないだろ。後は叔父さんに報告を……ッ!?響……?」

突然背後から抱き締められ、翔は顔を真っ赤にした。

「……でも、すっごく怖かった……。だから、その……えっと……あの〜……」

しどろもどろになる響に、振り返った翔は優しく答えた。

「忘れさせてやるよ、こんな悪夢。……今夜は、ちょっと長くなるぞ」
「翔くん……////」

目と目が逢う二人。やがて唇と唇が重なり合い、二人は悠久とも思える数秒を分かち合った。

改めて互いの愛を確かめ合った二人は、射し込む夕陽の下で笑い合うのだった。

ff

・呪いの解き方(純クリ)

「…………!!」
「くッ!」

イチイバルから放たれる超火力爆撃を、純はギリギリの所で躱し、避けきれなかった分を盾で防ぐ。

「目を覚ますんだ、クリスちゃんッ!」

虚ろな瞳で銃口を向け、引き金を引くクリス。彼女からの攻撃に防戦一方な純。

何故二人が戦う事になってしまったのか。話は1時間ほど前まで遡る。

子供を人質に取った錬金術師、ゲード。
名前通りな外道の所業に激昴するクリスであったが、ゲードが得意とする錬金術『傀儡術式』を受けてしまう。

ゲードの命令により、愛する純を殺そうと迫るクリス。人質となった子供達を救出した純は、最愛の姫を救う為に戦っていた。

「ぐッ……うう……ぐわあああッ!」

純そのものではなく、その手前を狙って発射されたミサイル。その爆風で吹き飛ばされ、純は地面を転がった。

改良を重ねたとはいえ、かれこれ一時間近くも戦っているのだ。RN式Model-0の稼動限界時間は、既に目前まで迫っている。

「ヒャッハハハハハ!いいぞォ!俺は愛する者同士が引き裂かれるのを見るのが大好きなんだ!やれぇ、イチイバル!そいつを殺せェェェ!!」

〈MEGA DETH PARTY〉

〈Zero×ディフェンダー〉

命じられるがまま、ミサイルの一斉発射で純を狙うクリス。

純は盾の表面から強靭なバリアを張り、その全てを防ぎきるが、蓄積したダメージから遂に片膝をついてしまった。

「ぜぇ……ぜぇ……まだだ……僕は、諦めないぞ……!」
「無駄無駄ァ!お前は死ぬんだよォ、愛する女の手によってなァ!!」
「僕を、殺して……クリスちゃんを……どうするつもりだ……?」
「冥土の土産に聞かせてやる。俺の傀儡術式は、一度解除すればそれまでの記憶が全てフィードバックされる!そして、心が壊れた女は二度と、傀儡術式から逃れられなくなる。……後は分かるなァ?」

その言葉に、純の怒りが激しく燃え上がった。

「ふざける
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ