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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第69話 やってきたぜ、塔中華島!チームに分かれて食材をゲットしろ!後編
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に勝てませんでした……ありがとうございます、部長……」
「私こそ貴方がいなければ絶対に勝てなかったわ。貴方は私の誇りだわ」
「えへへ……部長、大好きです!」
「私も貴方を家族として愛しているわ、小猫」
ボロボロになりながらも諦めずに戦い、そして得た勝利。二人は一緒に戦えたことを嬉しく思いお互いを強く抱きしめる。
「さあ、後は老酒を手に入れて春の食材を手に入れるだけね」
「でもここが一番上なのに春のフロアはありませんでしたよ?」
「もしかしたら地下にあるのかもしれないわね。食材を確保したら皆と合流して探しに行きましょう」
「はい!」
二人はそう言って老酒を塵に向かおうとする。だが倒れていたラオチュータンが起き上がって二人に襲い掛かった。
「なっ!?こいつ、やられたフリを!」
「部長!危ないです!」
リアスを庇おうと小猫が立ち塞がった。だが……
『サル如きが……調子に乗ってんじゃねーぞ……!!』
底冷えするような声が聞こえたかと思えば凄まじい衝撃が二人を襲おうとしたラオチュータンに直撃した。ラオチュータンは壁を突き破って外に吹き飛んで行ってしまった。
「な、何が起きたの……?」
「分かりません、でも今声が聞こえたような……」
「……今の声って」
何が起きたのか二人は把握できておらず、小猫はラオチュータンが吹き飛んで行った穴を見て唖然とするしかなかった。
―――――――――
――――――
―――
塔中華島から数十キロ離れた場所にある蜂の巣のような監獄『ハニープリズン』……今現在そこはあわただしい様子を見せていた。
「何が起きたんだ!?」
「今の揺れは一体……」
「脱走者か!?」
突然起こった地響きにそこの職員達が慌ただしく動き回っていた。
「所長、先ほどの揺れはどうやら処刑場……ゼブラのいる場所で起きたようです」
「またゼブラちゃんが何かしたのね、本当に厄介ごとばかり起こすんだから。でもそこが良いのよね〜?」
「所長……」
鬼のような風貌をした大男と蜂のような恰好をした小柄な女性が処刑場に向かっていた。そして目的の場所に来ると、そこには四肢を鎖で縛られた口の裂けた男が座っていた。
「ゼブラちゃん?今度は一体何をしたのかしら?」
「……」
「暴れるのはいいけど質問に答えて頂戴。何が目的でこんな大きな穴なんて……」
「うるせぇぞ。ババァ」
女性は男に声をかけるが男は無視した。それでも声をかける女性だったが男は暴言を吐く。
「あ〜ん?ゼブラちゃんかっこいいわぁ?」
「しょ、所長
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