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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第69話 やってきたぜ、塔中華島!チームに分かれて食材をゲットしろ!後編
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、本来光が弱点であるリアスもこの光には嫌悪が無く同じように癒されている。サニーはハルサメの生態を説明しながらも美しい光景に感激していた。


「でも何でこんなタイミングよくハルサメの群れが……」
「原因は恐らくアレだろうね」


 リンがこんなタイミングよくハルサメが現れた事に疑問を抱いたが、ココには理由が分かるようだ。彼が指を刺した方にはゾンゲがいて、その衣服からライチョウザメや星アワビがこぼれていた。


「あれってキュウカンフーチョウ達の住処にあったライチョウザメや星アワビ?」
「そういえばゾンゲ様が味が気に入ったとかで、いくつかキュウカンフーチョウ達からもらっていましたね」
「ハルサメもキュウカンフーチョウのように海の食材を食べるが、ライチョウザメや星アワビは彼らの好物でもあるんだ。恐らく産卵のエネルギーを蓄える為にエサを探していたハルサメの群れが彼のこぼしたライチョウザメや星アワビに釣られてきたんだろう」


 ティナは望遠鏡を使って見えたライチョウザメや星アワビに首を傾げた。ゾンゲの部下の話では彼はキュウカンフーチョウ達からいくつか食材を貰っていて、ココの話でそれが偶然にもハルサメの好物だったらしい。


「見てください!マンゴーカリンの花が!」


 ルフェイはハルサメから放たれる光を浴びたマンゴーカリンに変化が起きた事に気が付いた。マンゴーカリンの花はグングンと成長してマッシュルームの天井を突き破り美しい黄色の花を咲かせた。


「マンゴーカリンの花が咲きました!」
「やったにゃん!」
「ハルサメの光でマンゴーカリンの花が成長したんだ。これなら捕獲で生きるよ」


 マンゴーカリンの花が咲いたことに小猫と黒歌が笑みを浮かべ、ココも嬉しそうに頷いた。


「じゃあ早く戻りましょう!イッセー先輩を救うために!」
『応ッ!』


 小猫の言葉に全員が頷き、一同はフロルの風を使って塔中華島を後に……



「俺様を忘れるな〜!!」
「あっ……」



 ……キチンとゾンゲも回収して塔中華島を後にした。



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