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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第69話 やってきたぜ、塔中華島!チームに分かれて食材をゲットしろ!後編
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……」


 だが女性はショックを受けるどころか嬉しそうにしていた。それを見ていた大男は呆れるように溜息を吐いた。


「ふん……」


 男は女性には一切の興味がないようで、一度もまともに見ようとしなかった。彼の視線は自身が明けた大穴に向けられていた。


(……イッセーと何回か聞こえたからちょっかい出したがアイツのツレか?あの泣き虫も一丁前に弟子でも取るようになったのか。クククッ、似合わねえなぁ)



 男は自身の弟分であり唯一自分と殴り合いの出来る少年の事を思い出して笑みを浮かべた。


「ここもそろそろ退屈になってきたな。久しぶりにアイツと本気の殴り合いをしてみてぇもんだぜ……」



―――――――――

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―――


 ラオチュータンが謎の攻撃で倒されたことによって九死に一生を得たリアスと小猫、彼女達は駆けつけてきたゼノヴィア達、そして遅れてきたココ達と合流して先程起きたことを話していた。


「……謎の衝撃波か。僕達意外にこの島には誰もいないはずだが」
「なら美食會……もねえか。あんな美しくもねえ奴らがリーアと猫を助けるワケねぇからな」


 ココとサニーもその人物が分からないようで、今はその話は後にして最後の春の食材を探すことにした。


「春の食材は恐らく『マンゴーカリン』で間違いないはずだ」
「マンゴーカリン?」
「マンゴープリンのような甘いカリンの花さ、春の訪れを知らせるスプリングプリンとも言われていてその甘さは疲れを癒し滋養強壮に効果があるって聞いたぜ」


 ココの説明にリアスが首を傾げるとサニーがどういう食材なのか教えてくれた。


「でもここに来るまでに春のフロアは無かったですよ?」
「マンゴーカリンは冬の厳しい環境を乗り越えて初めて花が咲くんだ。地面を見てごらん」


 ルフェイの指摘にココは地面を見てくれと言う。一同が地面を見て見ると温かくなった影響で雪が解けてそこから草が出てきた。


「あっ、草が生えてる!」
「そう、ここは冬のフロアであると同時に春のフロアでもあったんだ」
「じゃあここにそのマンゴーカリンがあるんですか?」
「恐らくね」


 地面に生えている草を見てイリナが声を上げた。個々の説明ではここは冬のフロアで有り、同時に春のフロアでもあったのだ。ならここにマンゴーカリンの花があるのかと小猫が聞くとココは頷いた。


「じゃあ手分けしてマンゴーカリンを探しましょう!」


 リアスの言葉に全員が頷いてマンゴーカリンの捜索が始まった。だがそれはアッサリと見つかったのだが……


「花が咲いていない……?」


 ココは花の咲いていないマンゴーカリンを見て
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