番外編
原作完結記念
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彼は、目の前の友と同じように意識を失った。
「潰し合い、ご苦労さんだよ、ホントに」
「テメぇ・・・」
突如レオンの体を撃ち抜いた人物を睨み付けるガジル。ボロボロの彼を見下ろすように現れたその男は、不敵な笑みを浮かべる。
「もうあんたたちに魔力は残ってない。ここからは俺の独壇場だ」
全員が疲労し、戦うこともできないほどの状態になった妖精の尻尾。その時をひたすらに待ち続けた白き竜は、勝利を確信していた。
「じゃあ、まずはあんたからだよ、ガジルさん」
「この・・・外道が・・・」
手のひらを向け、魔力を高めるスティング。先の戦いでもう余力を残していないガジルに、それを拒む手だてはない。
「何とでも言ってくれ。俺はレクターのためなら・・・なんだってやってやる」
友のために、自分のために悪になることを決意したスティング。彼の手から放たれた魔法は、鉄の竜の土手っ腹に突き刺さった。
幻竜「スティング悪役すぎだろ!!」
変態「でもミネルバさんもこんな感じだったし、あり得なくはないよね」
冷温「この場合は最後エルザさんかラクサスさん以外が倒されて、最後の一人にトドメを刺そうとした時にローグさんとグラシアンさんに止められて、目の前にやってきたレクターを見て泣きながら棄権するという流れでした」
尻流「ただ主人公が負けてる上に絡んでくる要素が無さすぎたため、お蔵入りにされたみたいです」
波動「これは剣咬の虎のファン減りそうだから、やらなくてよかったな」
幻竜「配慮に感謝します」
変態「では続いて第二位!!」
冷温「今度はアルバレス編のハルジオン港争奪戦の際のシーン」
波動「俺がメルディを庇って死んだ直後、レオンが神の領域を発動する前に入れようとしてやめたシーン」
尻流「どうぞ!!」
「お兄ちゃああああん!!」
メルディはカミューニに覆い被さり、懸命に名前を叫ぶ。しかし、冷たくなっていく彼に、もうその声は届かない。
「カミュ・・・」
友の死を間近で目撃したラクサス。彼はそれを成した人物を睨み付けると、フラフラな中、何とか立ち上がる。
「許さねぇ・・・俺は!!」
地面を蹴り瞬く間に天海の目の前へと現れる。彼は魔力を纏わせた拳を彼の腹部に叩き込もうとした。だが・・・
「その程度で向かってくるとは・・・笑わせる」
天海の手刀が、彼の肉体を真っ二つへと切り裂いた。
「「「「「・・・」」」」」
変態
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