第十二幕その十
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「ダンスも好きなのね」
「うむ、歌も好きでな」
「ダンスもよね」
「好きでのう」
それでというのです。
「楽しませてもらったわ」
「そうよね」
「そしてこうしてな」
「甘いものもね」
「楽しませてもらっておるぞ」
こう言いつつです、ラゲドーは。
二つ目のエルミタージュのケーキから切り取ってです、そのうえでそこからチョコレートケーキを食べてです。
そうして生クリームをたっぷり乗せたウィンナーコーヒーの飲みました。そうしてドロシーにまたお話しました。
「この様にな」
「それは何よりよ」
「コーヒーも美味しいしのう」
「またお洒落なコーヒーを飲んでるわね」
ドロシーはラゲドーが飲んでいるウィンナーコーヒーを見て言いました。
「生クリームをたっぷりと乗せて」
「お洒落にのう」
「それが凄く美味しいのね」
「そうなのじゃよ、生クリームの甘みとな」
それに合わせてというのです。
「コーヒーのほろ苦さが合わさってな」
「そうして美味しいのね」
「最高にな」
そう言っていいまでにというのです。
「そうなのじゃよ」
「それで今もなのね」
「楽しんでおる」
「それは何よりね」
「ドロシー王女もどうじゃ」
ラゲドーはドロシーに笑顔でそのウィンナーコーヒーを勧めてきました。
「それで」
「ええ、じゃあね」
「それではな」
「一杯頂くわ」
こうしてでした、ドロシーもそのウィンナーコーヒーも飲みました。ケーキを食べつつ飲むそのコーヒーはとても美味しくて。
それで、です。皆で笑顔で言いました。
「ウィンナーコーヒーも美味しいから」
「だからですね」
ナターシャが応えました。
「私達もですね」
「飲んだらどうかしら」
「それでは、そういえば」
ここでナターシャもそのウィンナーコーヒーを飲んでみました、そうしてそのうえでこう言ったのです。
「私コーヒーは」
「殆ど飲まないわね」
ケーキが言ってきました。
「そうよね」
「そうです、実は」
「貴女は紅茶を飲むことが多いから」
「どうしても」
それこそというのです。
「コーヒーはです」
「飲む機会が少ないわね」
「どうしても、特に日本では」
「紅茶以外にもよね」
「興味がいって」
そしてというのです。
「飲んでいまして」
「それでよね」
「コーヒーは外の世界でも」
どうしてもというのです。
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