4月14日革命
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った後の重要な協力者なるんだからな!」
「同志ハンソン。テレビ・ラジオ放送の準備が整いました。」
「よろしい。それでは案内してくれ。」
ハンソンはチョウ・エンライの案内で放送スタジオへ向かった。
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「ドイナカン、並びにシベリア星系全ての人民に告ぐ。我々は銀河帝国共産党である!
隠忍自重してきた共産党は今朝未明を期し、一斉に行動を開始し惑星の行政、軍事、インフラ等の主要施設を完全に掌握し、引き続き軍事革命委員会を組織した。
我々共産党が決起したのは、腐敗した無能な男爵家とその一派に、これ以上惑星と人民の運命を任せておくことはできないと断定し、百尺竿頭で彷徨するこの星系の危機を克服するためである。
軍事革命委員会は
@共産党指導のもと労農同盟による階級独裁に基づく新社会の建設
A他星系の革命勢力との連帯強化と旧帝国勢力の打倒
B革命戦争を戦い抜く為の強力な労農赤軍の創設と防衛体制の構築
C農奴解放と土地革命による公正な分配の実施
D貨幣の統一と経済の現代化の推進
E絶望と飢餓に苦しむ人民の救済と社会保障制度の整備
F機会の平等に基づく教育制度の整備
G腐敗と不正の一掃し清新な社会の創造と治安の回復
以上の八大政策を強力に推進し、人民の人民による人民のための政治を実施していく所存である。
人民諸君!
諸君らは共産党及び軍事革命委員会を全幅的に信頼し、動揺せず各員の職場と生業を平常通り維持してくほしい。我々軍事革命委員会は全人民の団結と忍耐と勇気と前進を必要としている!
さあ、共に進もう!
人民革命万歳!
労農同盟万歳!」
ハンソンの宣言は、シベリア星系及び周辺星域で放送された。これと同じくして、惑星中心部の主要施設全ての制圧が完了。市民による目立った反発も見られず、残りは地方反乱討伐へ出発したドイナカン騎士隊のみとなっていた。だがハンソンは彼ら騎士隊にも、既に布石を打っていたのである。
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「ヂュ、ヂュー・ドゥー隊長!?これはいったいどういう事だ!?」
ドイナカン騎士団を率いていたアーホー団長は自らの現状を認識できず困惑していた。鎧袖一触で鎮圧できると侮っていた一揆衆との戦闘が予想より苦戦している中、突如後方の部隊が謀反、一揆衆と挟み撃ちになってしまったのである。
「どうもこうも見て通りですな団長。前方には一揆衆、後方には反乱部隊……まさに前門の虎後門の狼という現状ですぞ。」
「クソッ!まさか騎士団内部に裏切り者がいたとは……ここはなんとかして撤退しなくては!」
「おっとそういうわけにはいかないんですよ将軍。」
ヂュー・ドゥーはブラスターを引き抜くと団長に突き付けた。
「なっ、ヂュー・ドゥー隊長!?何のつもりだ
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