第十二幕その二
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「サンバを踊るんです」
「同じ服でフラメンコも踊りますよ」
カヤはこちらのダンスのお話もしました。
「こちらも」
「タンゴはタキシードやドレスですが」
それでもとです、マユがお話します。
「サンバの時の服はフラメンコと同じなんですよ」
「フラメンコも楽しみにして下さいね」
笑顔で言ったのはアイリでした。
「そちらのダンスも」
「それでは」
「しかし」
ここで言ったのはカエルマンでした。
「この国は色々なダンスそして歌があるね」
「オズの国だからね」
モジャボロも言ってきました。
「色々な音楽があるね」
「フェアリーの人達はオズの国でも特に音楽好きだし」
かかしはこのことからお話しました。
「だから余計にだね」
「そうだね、もう色々な音楽やダンスを楽しめて」
樵も上機嫌でお話します。
「素敵なパーティーになってるよ」
「お芝居も見事だよ」
教授は笑顔で言いました。
「歌舞伎も歌劇もよかったよ」
「うむ、行進もよかったである」
伍長は軍人さんとして言いました。
「軍歌もあるであるとは」
「何というかね」
実際にとです、ラベンダー熊が言いました。
「あらゆる音楽が聴けることはそれだけで幸せだよ」
「ダンスにお芝居に」
それにと言ったのはピンクの子熊でした。
「あらゆることを楽しめているね」
「そうね、こんなに素敵なパーティーに招いてもらって」
ドロシーは今はチェリーパイを食べています、そうしつつ言うのです。
「最高よ」
「ええ、ケーキ嬢が作ってくれたお菓子も美味しいしね」
オズマもこう言いながら羊羹を食べています。
「ドロシーの言う通り最高のパーティーね」
「本当にそうよね」
「あの、ですが」
ここでケーキが言ってきました。
「私としては」
「和菓子はだね」
「作りましたが」
カエルマンに言うのでした。
「どうにも」
「ではだよ」
カエルマンはここで笑顔で言いました。
「一つ面白いことをしよう」
「面白いこと?」
「皆目隠しをして」
まずはそうしてというのです。
「そしてね」
「そのうえで。ですか」
「お菓子を食べて」
そしてというのです。
「美味しいかどうか」
「それをですか」
「確かめればいいんだよ」
「私の作った和菓子もですか」
「そうだよ、そうすればいいんだよ」
「いい考えね、ではね」
それならとです、王女は早速でした。
目隠し用の布を出しました、そうしてそのうえで皆にその布を渡しました。そして皆でなのでした。
皆で食べます、目隠しをしたうえで色々なお菓子を食べますが皆はどのお菓子についてもこう言いました。
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