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ドリトル先生の野球
第十二幕その三
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「その歴史の中で永久欠番も多いけれど」
「凄い選手も多くて」
「それでなんだ」
「そのチームは永久欠番の人が多いんだね」
「その結果受け継がれる背番号の連想や歴史がその分少なかったり」
 先生はお鍋の中の白菜を食べつつお話しました。
「それにね、永久欠番が多いと今いる選手が付けられる背番号がね」
「あっ、減っていくね」
「その分ね」
「日本じゃ考えられないことだけれど」
「それでもだね」
「減っていくね」
「そう、だから永久欠番はその選手の人の功績を忘れないことでいいことでも」
 それでもというのです。
「多過ぎるとね」
「困るんだね」
「そうだね」
「どうしても」
「そうだよ、まあ普通はないね」
 永久欠番が多くなってその分現役の選手が付けることに困る様なことはというのです。
「一番多い巨人で六つだし」
「六つなんだ」
「っていうかヤンキースって六つじゃ効かないのね」
「そこまで多いんだ」
「あのチームって」
「うん、どれだけあったかな」
 少し考える先生でした。
「一体」
「いや、そこで考えるって」
「それだけで凄いよ」
「永久欠番なんて本来滅多にないのに」
「それが多いって」
「メジャーは名選手も多くてね」 
 それでというのです。
「そうなったけれどヤンキースは確かにね」
「多過ぎるんだ」
「そこまでなの」
「六つじゃきかない位に」
「二十一あるんだ」
 その永久欠番の数がというのです。
「これだけね」
「凄いね」
「それだけあるんだ」
「何かそこまで多いと」
「確かに問題かな」
「日本でも時々話題になるけれどね」
 このヤンキースのことはというのです。
「メジャーに行った日本人選手が入団したりして」
「基本他の国のプロ野球のことはネットで知る位だけれどね」
「日本人選手のことはね」
「普通にテレビでも放送されるね」
「新聞にも載るし」
「まあテレビや新聞の媒体の是非は置いておいて」
 そのうえでお話するというのです。
「ヤンキースにも日本人選手がいたし今もね」
「活躍しているんだ」
「そうなんだね」
「今だって」
「そうだよ、かつては伊良部秀樹投手、松井秀喜選手が活躍していて」
 それでというのです。
「今はあの田中将大投手が在籍しているよ」
「ああ、マー君だね」
「メジャーでも大活躍っていうけれど」
「そのヤンキースにいたんだ」
「あの人そうだったんだ」
 どうも皆彼がメジャーにいてもどのチームにいるかまでは興味がなかったみたいです。その辺り日本にいるせいでメジャーまで興味は向かわないということでしょうか、
「どのチームかまで考えていなかったけれど」
「そのヤンキースだったんだ」
「それはまたね」
「うん、そし
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