第99話
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る事自体が難しいのじゃないかしら♪」
「た、確かに……」
「そもそもレジーニアみたいな自身の”欲”を強く持っている天使が”未だに天使でい続けられること”の方が不思議なくらいなんだけど。」
ルシエルの仮説を聞いて考え込んだ後自分を見つめて頼んできたレジーニアのある頼みに冷や汗をかいて表情を引き攣らせたリィンは我に返ると疲れた表情で指摘し、からかいの表情を浮かべたレンの言葉を聞いたプリネは苦笑しながら同意し、エヴリーヌは呆れた表情で推測した。
「それにしてもリィン君の”タラシ”が酷いのは昔から知っていたけど、それが天使に限らず”竜”に”魔神”、果ては”女神”にまで発揮している状態になっている事を知った時はお姉さんも驚いちゃったわね♪」
「むしろあれ程多くの女性達を射止めておきながら、”修羅場”に発展していないのが不思議なくらいだよ。」
「まあ、そのあたりはエリゼさんが上手く纏めてくれているからじゃないかい?恐らくだがエリゼさんが”正妻”になるだろうからね。」
「エリゼがシルヴァン陛下の後継者のリフィア殿下の専属侍女長を務めているという立場もそうですが、何よりも重度な”シスコン”のリィンが愛する妹達を”正妻より下の立場”にする事の方がリィンが恋愛方面に鋭くなる事よりもありえない出来事ですもんね。」
「(ううっ、まさかとは思うが黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)のみんなに限らず、Z組のみんなも俺の事をそんな風に見ていたのか……?)そ、そういえばフォルデ先輩やステラから聞きましたけどローレンツ先輩も婚約されたそうですね?」
からかいの表情を浮かべてリィンを見つめるドロテアの言葉に続くように若干呆れた表情を浮かべたフェルディナントの疑問に答えたローレンツの推測に同意したクロードはからかいの表情でリィンを見つめ、話の的にされたリィンは冷や汗をかいて反論せず疲れた表情を浮かべた後話を逸らすためにローレンツを見つめてある事を訊ねた。
「ああ。君にもその件についての便りを出すつもりではあったのだが、彼女と婚約したのは今回の戦争が始まる1ヵ月前で、その頃はエレボニアは内戦の最中だったからね。当時愛しい妹を助ける為にエレボニアで活動していた君を気遣うと共に空気を読んで、彼女との婚約の件についての知らせは内戦終結後に送るつもりだったのさ。」
「そうだったんですか……ちなみにお相手の女性はどんな方なんですか?フォルデ先輩やステラからは”凄い美人の女性”だとは聞いていますが……」
「フッ、マリアンヌはそんな単純な言葉で評価できるような女性ではないよ?彼女は信仰心が篤く、鳥獣と話す事が好きな奥ゆかしい清楚な女性さ。」
リィンの指摘に対してローレンツは髪をかきあげて自慢げにある人物についての説
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