天使とラブソングを……?(第1幕)
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知らない村の男共だけでも礼拝に来させたかったから……
因みに、父に会うという目的の為だけに休日もグランバニアに行く姉の変態性は、この村では極少数しか知られてない。無駄な美貌だけが先行している!
さっさとウルフさん辺りと結婚すれば良いのに……
フレイSIDE END
(グランバニア城:外務大臣執務室)
ティミーSIDE
「……って状況なんだって! 何か良い方法は無いかな?」
「良い方法と言われてもねぇ……」
月曜の朝……出仕と同時に相談という愚痴を聞かされる。
この手の問題毎は、やはり父さんに相談するのが一番なのだろうが、内政干渉云々で出来ない。となれば次に頼りになるのはウルフ君だろうが、彼女が彼に相談を持ちかけるなんてあり得ない。と言う訳で消去法で僕に相談してるんだろうけど……
「やっぱりシスター・フレアが言った通り、リュリュが手伝った方が良いんじゃないの?」
「え〜〜〜やだよぉ〜〜〜……せっかくの休みなのに、時間を無駄にしたくない」
何所までも自分の変態的欲望に忠実なんだろう。
「じゃぁ僕には如何する事も……」
「……ちっ、仕えねぇ(小声)」
ウルフ君と口論(一方的)をしてる所為で最近口が悪くなってきた……自分の為に聞こえない振りをする。
「僕には思いつかないけど、君のお姉ちゃんなら悪知恵が働くし、何とかしてくれるんじゃないの?」
「ポピーちゃん? そうか! 他国の王族だから相談しちゃダメだって思っちゃたわ!」
「サンタローズから見たら自国だよ」
「そうだよね〜、なんか混乱しちゃうぅ(笑)」
混乱するのも解らなくもないが、何だか不安になっている。
以前はこんな彼女が可愛く感じていたが……
結婚って凄いな。
「じゃぁ私、今日は早退って事で……」
「待ちなさい。一分一秒を争う事柄でもないだろう! 仕事が終わってからにしなさい」
何でこうも自分の欲求に正直なんだ!?
「え〜〜〜〜……」
不満の声と共に、頬をプクッと膨らませるリュリュ。
以前は可愛いと思っていたのに、今では心を苛つかせる。何故だろうか?
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(ラインハット城:王家プライベートエリア)
「……と言う訳で、如何すれば良いかな?」
「アンタが裸で踊れば客は集まるわ」
心配になったので、僕も一緒にポピーのとこまで来たが、相談を聞いた第一声が凄い。
「な、なによぅ皆して! 私を客寄せパンダにしないでよぉ!」
「だって効果絶大じゃない!」
そうだな……僕も毎週通うな。
「じゃぁポピーちゃんも一緒に踊ってよ!」
「人妻に何させようとしてんのよ!」
「人妻好きだって居るでしょ!」
「そんなふざけた性癖の奴は打ち首獄門よ!」
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