第十一幕その十一
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「美味しいのう」
「そうですよね」
「ロシアのケーキもまた美味い」
また言うのでした。
「だからな」
「召し上がられていますね」
「左様じゃ、では今のパーティーもな」
「両方のケーキをですね」
「召し上がろう」
「それではな」
二人でお話しました、皆フェアリーの国歌が終わると起立からそれぞれの席に座ってそうしてでした。
演目を楽しみはじめました、それと共にお菓子や飲みものがどんどん出されます。皆そのお菓子や飲みものをビュッフェ方式で食べますが。
女王はスポンジのケーキを食べてにこりとしてオズの国家元首の座に座っているオズマに対して言いました。
「オズマ姫も」
「ケーキをなのね」
「如何でしょうか」
「ええ、今はアイスクリームを食べているけれど」
「その後で、ですね」
「ケーキをね」
「はい、それでは」
女王はにこりとして答えました、そしてです。
ご自身が食べているケーキについてこうも言いました。
「葡萄のケーキも美味しいわね」
「そうですか」
「なら後で食べています」
「色々なケーキがありますけれど」
「そちらのケーキも頂きます」
「他のケーキも美味しいですよ」
「どのケーキも」
六人の大臣達も女王に応えて言います。
「ですから」
「皆で全部のケーキを食べましょう」
「このお祭りの間に」
「ケーキは沢山ありますし」
「是非です」
「そうしましょう」
「そうね、ケーキが沢山あるなら」
それならとです、女王も笑顔で応えました。
「皆で食べましょう」
「そうよ、本当に皆で色々なケーキを作ったから」
王女が女王にお話します。
「他のお菓子と一緒にね」
「だからですね」
「ケーキはね」
「色々なケーキをですね」
「沢山食べてね」
そうして欲しいというのです。
「そうしてね」
「わかりました」
「そしてね」
王女はさらにお話しました。
「飲みものも飲みましょう」
「そちらもですね」
「女王は今は何を飲みたいのかしら」
「紅茶を」
こちらをとです、女王は王女に答えました。
「頂きたいです」
「ではね」
「紅茶ね」
「ローズティーを」
こちらの紅茶だというのです。
「頂きたいです」
「そうなのね」
「はい、そして」
女王はさらに言いました。
「次は林檎のケーキを」
「そちらのケーキなのね」
「はい、それを頂きたいです」
「わかったわ、ただね」
「ただ?」
「とびきりのケーキもあるから」
こうも言う王女でした。
「そちらのケーキもね」
「楽しみにしていいですね」
「ええ、そうしておいてね」
こうも言ったのでした。
「是非ね」
「それでは」
「ええ、楽しい思いはこれからよ」
はじまった
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