第十一幕その七
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「それがオズの国の法律ですね」
「ええ、そうよ」
その通りだとです、オズマが女王に答えました。
「私が定めた法律よ」
「そうでしたね」
「だからね」
「ラゲド―王もですね」
「お迎えして」
そしてというのです。
「パーティーをね」
「一緒にですね」
「楽しみましょう」
「それでは」
こうお話してでした、そのうえで。
ラゲドーが来ると皆で迎えました、するとラゲドーは皆の笑顔を見てご自身も満面の笑顔になって応えました。
「またふらりとここに来たがのう」
「それが縁だよ」
かかしがラゲドーに答えました。
「まさにね」
「そうなのじゃな」
「それでだよ」
今度は樵がラゲドーにお話します。
「貴方もこれからね」
「これから?」
「パーティーにどうかな」
「フェアリーの女王のパーティーに参加してくれるかな」
「わしも参加していいのか」
ラゲドーはかかしと樵の言葉に驚いて尋ねました。
「ただふらりと来ただけじゃが」
「だからそれが縁なのよ」
ドロシーもラゲドーに言います。
「そうしてふらりとね」
「パーティーの場所に来たことは」
「だからその縁に従って」
そうしてというのです。
「貴方もね」
「パーティーにか」
「参加して」
そしてというのです。
「楽しみましょう」
「ではな」
「ではあらためて」
女王が笑顔で言いました。
「パーティーの場所に行きましょう」
「それでは」
皆で女王の言葉に応えてでした、皆でパーティーが開かれる森の広場に向かいました。そこにはもうフェアリーの人達が集まっています。
そこに入るとです、まずはオーケストラの曲が演奏されました。
「オズの国の国歌ですね」
「はい」
女王はケーキに笑顔で答えました。
「お祝いの場ですから」
「まずはですね」
「オズの国の国歌ですね」
「この曲を奏でて」
そしてというのです。
「お祝いとして、そして」
「そしてですか」
「次にフェアリーの国の国歌を」
この国の国歌もというのです。
「演奏させてもらいます」
「まずはこの二曲からですね」
「パーティーのはじまりです」
「そうなりますね」
「ではこれから」
「パーティーのはじまりですね」
「では女王様はこちらに」
カヤが女王に言ってきました。
「玉座に」
「もう玉座は用意しています」
マユも女王に言います。
「ですからそちらに」
「私達の席もあります」
ミユはその席の方を見ました、見れば緑の蔦や木の葉で作られた奇麗な玉座の一段下に六つの席もあります。
「あちらに座りましょう」
「それで七人で楽しみましょう」
ミナミは演奏にうっとりとしながら言いました。
「そうしましょう」
「これか
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