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我ら、栄光のADレイバー隊
我ら、栄光のADレイバー隊
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、こと在る度に俺達、東京武偵校の部偵達と一戦交えてきた訳だ。
その度の重なる戦闘の末に逮捕した幹部の証言によって、遂に奴らのアジト&ボスの正体が判明。
これを気に強盗団との戦いに決着をつけるべく、奴らのアジトに踏み込む……と言う作戦が本日、実行される訳だ。
それに伴い俺達レイバー隊は万が一、犯人がレイバーを使用した際の応援要員として、作戦が終わるまで待機する……と言う事だ。

え、「だったら、何で最初から出動しないのか?」って?
あのな、俺達のイングラムの装甲は鉄じゃなくてFRPなんだよ……、用は”強化プラスチック製”。
でもって、拳銃の銃弾及び手榴弾と言った爆発物の破片からは身を守る事が出来るが、7.62ミリNATO弾を使用する機関銃でも撃ち込まれ様なら、一瞬でレイバーは穴だらけ。
乗っている俺とマリも序でに蜂の巣……、殉職決定するは確実だ。
だから、今回の様に「犯人側にレイバーが居るかどうか分からないが、強力な拳銃以上の銃器を持った犯人が居るのは確実」と言った状況に、レイバーを持ち込んだ所で所詮は”お飾り”で終わってしまう。
まぁ……、こんな状況でレイバーを投入しなければならない時の為に遠隔操縦機能がAD型には搭載されている……、用は「的になれや」って機能だよな……、実質的に……。
その他にも、メンテナンスの手間やコストが普通の装備より何倍も高いレイバーを出して、結局出番無しで帰ってくるとなるとコストの無駄遣いで終わってしまう……と言った問題もある。
んで、これ等の課題を元にして、俺達ADレイバー隊は、今回の様な作戦においては最初からレイバーを持ち込まないで準待機態勢を取った状態で待機。
いざ、レイバー出現となった際に全力出撃して、現場に到着次第、応援に入る……と言うのがADレイバー隊の行動規定となっている。
いやはや……、基本的に事件が起きたら全力出撃の警察とは違って、金次第で動く武偵ならではの行動規定と言った所だな……。

ふとリーダーの言い放つ作戦内容&俺達に与えられた任務を聞き、メモしながらそう思っていると今度は夕張に変わって、昴がリーダーに問い掛ける。
「それで、その作戦は何時から始まるんですか?」
「あぁ、2時間後に始まるとの事だ。今の内にメシ食って、昼寝でもしておけ」
「「「「「「了解!!」」」」」」」
リーダーの指揮に対し、俺達が揃って復唱を帰すとリーダーは「よし……」と一言呟くと、こう言葉を続けた。
「俺はもう一度、強襲科や探偵科の奴らと確認に当たるから、何かあったら携帯に電話しろ。では、解散」
短く淡々とリーダーは言い放つと後ろをくるりと振り返り、俺達の元から去っていく。
そんな後ろ姿を俺達は見つめながら、こう会話を交わす。
「あー……、訓練後に準待機かよ……」
「面倒臭い事になったわ
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