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ガールズ&パンツァー 戦車道 雄型 大洗雄型第1分隊 戦闘記
戦車道を選べだぁ?寝言言ってんじゃねぇよ!
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そんな織田はキラッキラッに輝く目で、3人(みほ、華、沙織)の内の誰が求めた訳でもないのに、特殊作戦群に関する説明を始める。
「ま〜……一言でいうならば、陸上自衛隊初にして、唯一となる特殊部隊よ。元々、陸上自衛隊には、第1空挺団とか、冬季レンジャーみたいな特殊部隊に当たる存在はあったんだけどね、だけどソ連崩壊及び東西冷戦終結を受けて、世界中でテロ活動が行われるようになると、戦場における特殊部隊の重要性が高まって、自衛隊でも特殊部隊の創設が求められたの!んでもって、90年代後半になり、陸上自衛隊はアメリカ陸軍の特殊部隊である”デルタフォース”とか、イギリス陸軍の特殊部隊である”SAS”等を参考にした特殊部隊を設立を研究・検討した末に平成16年に習志野駐屯地内に創設されたのね。んでもって、通称、Sと呼ばれ……」
「その辺にしろ、バカヤロー!一話まるまる使う気か!?」
「えー?せっかく乗ってきたのに!!」
「うるせぇ!黙れ!!」
スイッチが入り、『もうどうにも止まらない』状態の織田を強制的にストップさせていると、目の前で再びポカンとなっている3人(みほ、華、沙織)を横目に呆れた様子の裕也がこう言っていくる。
「お前ら、相性良いんだが、悪いんだが分からんな……って言うか、龍、”一話まるまる”って何だ?」
「あ゛?お前は気にしなくていい!世の中、知らなくてもいい事もある!!」
「どういう事!?何、そんな無駄にスケールデカい話なの!?」
俺の問いに対し、全力で疑問符を頭に浮かべつつ、絶叫にも近い声を上げる裕也。
その反対側……俺の左隣にいる織田が乗ってきた調子を俺にへし折られた事に対し、ブー、ブー言っている。
んで、そんな俺達3人を見ながら、再び「「「アハハハ……」」」と苦笑いしている3人(みほ、華、沙織)


そんな3人の内の1人であったみほが、話題を変える様に今度は織田に話しかける。
「あの……所で、龍君と織田さんってどんな関係なの?」
「ん?中学の時の同級生」
「っていうか、中学の時に所属していた戦車道チームのチームメイト……更に言っちゃえば、同じ小隊の副隊長と部下の関係だったわね」
「え〜と……何というか、その……、凄いね……」
と、みほからすれば、予想もしなかった回答を告げる織田の言葉に対し、困惑した様な表情を浮かべるみほの様子を見て、俺は間髪入れずにこう告げる。
「安心しろ、みほ。お前が思っている様な事は一切ねぇよ。俺もコイツ(織田)も、お互いにたまたま所属したチームが一緒で、更に同じ小隊のメンバーとして3年間一緒に居ただけ……って感じ。そんな深い物は1ミリも無い」
「そうそう、強いて言えば……戦友的な?」
「あー……、そんな感じだよな」
「何処の戦場からの帰還兵だ、お前らは?」
俺と織田の言葉に対し、
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