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ガールズ&パンツァー 戦車道 雄型 大洗雄型第1分隊 戦闘記
戦車道を選べだぁ?寝言言ってんじゃねぇよ!
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せてもらうぞ……って、誰が手抜きだゴラ!?

トまぁ、それは置いといて……。
理解不能な表情を浮かべる俺に代わる様に台湾風まぜそばを食べていた織田が興奮した様子で口を開く。
「いや、ガチでお父さん凄いと思うよ!?だって、お父さんが率いている第12機甲大隊って、お父さんの提案した部隊でしょ?」
「まぁ……骨子案は親父だけど……」
「いやぁ〜……本当に凄いわー!だって今の防衛計画は戦車を300両にまで削減する物でしょ!?そんな中で、新規の機甲部隊を新設させるって相当なもんだと私は思うよ?」
「……そうか?(※2回目)」
「っていうか、お前ら、周り見ろ。お前らと俺以外のメンバーは殆ど付いてこれてないから……」
「「へ?」」
裕也のこの指摘を受け、俺と織田が周りを見渡すと裕也の言った通り、俺と織田、裕也を除き、みほ達が「何の事やら、さっぱり」とでも言わんばかりの表情でポカンとしていた。
その様子を見ながら、俺は織田に向けて、こう言い放つ。
「お前、中学の時から、スイッチ入ったらマシンガントークになる癖あるよな……」
「事あるごとにキレる癖のあるアンタよりは、マシな癖よ」
「自分で言うか?っていうか、事ある度にキレてるって何だコノヤロー!?」
「ほら、今、キレてんじゃん!」
「んだと、ゴラァ!?やるかあっ!?」
「あー、コラ。二人して、やめなさいっての!」
と、俺と織田が乱闘寸前になるのを裕也が制しているのを見て、「「「アハハハ……」」」と苦笑いしている。


そんな苦笑いしている3人のうちの一人である華が話題を変える様にして、話しかける。
「それで龍さんもお父様と同じ様に自衛官を目指しているのですか?」
「まぁな……一応、親父と同じ機甲科目指してる」
華の問いかけにそう返しつつ、味噌汁を啜りつつ、隣でカレー食ってる裕也を指さしながら、こう続ける。
「あと、こいつも自衛官志望」
「へぇ〜……裕也君も、そうなんだー」
「あ?あぁ……」
そう俺の言葉に対し、サバの味噌煮を箸で掴みつつ、みほが感嘆した様な声を上げるのを聞き、当の本人である裕也が突如、話を振られた事に驚きつつも、カツカレーにスプーンをブッ刺しつつ、こう言い放つ。
「まぁね、こいつとは目指している所は違うけど」
「ふーん、どこを希望しているの?」
「特殊作戦群、通称、特作群ってとこ」
「と……特殊作戦群?」
裕也の言い放った”特殊作戦群”と言うワードに対し、頭に?を浮かべつつ、裕也の顔を見つめる3人(みほ、華、沙織)
まぁ〜……そりゃミリオタでもなけりゃ、特殊作戦群と聞いて、「なんじゃそりゃ?」となるのが、世の常識だろう。

だが、俺のすぐ左隣に居る様な、筋金入りのミリオタ(織田)なんかは、水を得た魚の様に目が輝いてるぜ……。


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