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ガールズ&パンツァー 戦車道 雄型 大洗雄型第1分隊 戦闘記
戦車道を選べだぁ?寝言言ってんじゃねぇよ!
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「沙織さん、あの人達は誰?」
「生徒会長、それに副会長と広報の人」
その事を知らないみほが沙織に問い掛け、沙織が手短に回答する中、クラスメート達のざわめきはより一層大きくなっていく。

そりゃそうだろうな……。何の前触れも無しに普段なら、間違っても訪ねてくる事の無い、生徒会会長達がクラスを訪ねてきたのだから。

クラスメート達の動揺にも似た、ざわめきを聞きつつ、俺達もクラスメート達と同じ様に生徒会長達に視線を向けた瞬間、逆に会長達が俺達の方を指さしたかと思った次の瞬間には……。

「や〜!西住ちゃ〜んに、喜多川ちゃ〜ん!!」

……とまぁ、初対面だと言うのに、凄まじく馴れ馴れしい様子で俺とみほの名を呼びつつ、俺らの元にやってくるのだった。

え、こんなのがウチ(大洗学園)の会長?頭、大丈夫?
っていうか、この学校自体が大丈夫なの?

余りの馴れ馴れしさに、そんな考えがチラッと湧いてくる中、会長と共にやってきた広報担当がこう口を開く。
「少々、二人に話がある。廊下に出てもらいたい」
「はい……?」
「はぁ……」
そう手短に答えつつ、言葉通りに廊下に出る俺とみほ。

一体、生徒会が俺とみほに何の用があるんだってんだ?全く想像がつかないぞ。

とりあえず言葉通り、頭の中でそんな考えが湧いてくる中、廊下に出る。
んでもって、廊下に出た俺とみほ同様に廊下に出た会長は開口一番、こう言い放つのだった……。

「必修選択科目だけどさぁ……。二人共、戦車道とってね♪」

この会長の言葉に対する、俺の正直な気持ちは次の通りです。

『馬鹿なんじゃねぇのか、この会長?』

シンプルに何の捻りも無く、そんな考えが俺の頭の中に湧いてくるのと同時に、この会長の言葉から、俺とみほ達の”運命の歯車”が大きく回り始めたのだった……。
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