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ガールズ&パンツァー 戦車道 雄型 大洗雄型第1分隊 戦闘記
戦車道を選べだぁ?寝言言ってんじゃねぇよ!
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武勇伝程度にしかならんけど!
……とまぁ、中学時代の思い出を振り返っていると、今度は沙織が話を変える様に織田に話しかける。
「それで……織田さんは、龍君や裕也君の様に将来は自衛官に?」
「いやぁ〜、私はそこまでは考えてないよ。まぁ……少なくとも、何かしら戦車道に関わる仕事には着きたいと思ってはいるわ」
「へぇー、家族や親戚に戦車道の経験者が居るの?」
そう織田の言葉に次の問いを投げかける沙織に対し、織田は台湾風ラーメンを啜りながら、こう答える。
「まぁね。母が昔、戦車道の日本代表の強化選手だったのよねぇ〜」
「えー、それ凄いじゃん!」
織田の回答に対し、沙織が上げる感嘆の声を聴きつつ、今度は俺が付け合わせのミックスベジタブルを箸で転がしながら、織田に問い掛ける。
「っていうか、それが縁でお前、小学4年まで台湾に居たって話だったんじゃ?」
「あー、そうそうそう。母が元日本代表強化選手って事で、台湾の大学の戦車道チームの雇われコーチだったの。んで、そんな訳で小学校4年生まで、台湾に住んでいたの」
「そうなんですねぇ〜。この前、テレビの旅行番組で台湾の特集があってみたんですが、その中で紹介された小籠包がとっても美味しそうでしたわぁ〜♪」
そう言って少し前に放送された旅行番組の中で紹介された、台湾でも屈指の名店として知られる小籠包の店の小籠包を思い出し、今現在で食事中だと言うのにヨダレを垂らしそうになる華。
オメェの満腹中枢、ぶっ壊れてねぇか?腕のいい脳外科医、紹介してやろうか?
とまぁ〜……脳内でチラッと、そんな考えが湧いてくる中、突然だった。
「あれぇー?龍先輩達じゃないですか〜!」
「ん?あぁ……アキか」
此処に居る誰の物でもない声が俺達に掛けられ、その声に俺達が振り返ると、そこに居たのは俺と織田の中学時代の後輩にして、同じチームのメンバーだった
円谷アキ
(
つぶらや
)
の姿があった(※以降、アキ)。
「アキも今から、お昼なの?」
「少し遅くないか?」
アキの姿を確認した俺と織田が二人して、問いかけるとホットドッグセットが載ったトレーを手に佇むアキは「はい♪」と返事をしながら、こう続ける。
「ちょーっと……、先生に頼まれごとされましてねぇ〜……。食事時間、少し遅れちゃったんですよ♪」
そう言ってニコッと笑うアキだが、その背後には顔の表情とは正反対のドッッッッス黒いオーラがムンムン!漂っていた……。
んで、俺と織田はそんなアキの漂わせるドッッッッス黒いオーラに対し、俺と織田を始め、裕也やみほ達も呆然としている中、俺はこう言う。
「そ、それは災難だったな……」
「えぇ、全くですよ♪あ、龍先輩、席開いてるんだったら相席良いですか?」
「あぁ……俺は構わんけど、お前達も良いよな?」
「ん?別にいいぞ」
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