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ガールズ&パンツァー 戦車道 雄型 大洗雄型第1分隊 戦闘記
戦車道を選べだぁ?寝言言ってんじゃねぇよ!
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明太フランス、滅茶苦茶美味いんだよな〜。
そんな考えが頭の中に浮かんだ俺は、さっそく実行するべくリュックサックを背中に掛け、寮を出た。
そうして、出た外は雲一つない晴天が広がる心地の良い天気だ。
天気が良いと、自然と気分が良くなり、足取りも軽くなる。
なんか良い事あるかもな〜……。
何処ともなく、ふとそんな考えが湧いてくる中、目的のパン屋にたどり着いた俺はドアを開けて店内へ。
ドアを開けると同時にカラン、コロン♪と景気良くドアベルが鳴り、店内で焼けたパンを棚だししていたパン屋のおばちゃんが「あらー!」と笑顔で俺の方を振り向きながら、こう言い放つ。
「龍君、来たのー?丁度、明太フランス焼けたわよー!!」
「じゃあ、それ1つお願いします。あと缶コーヒーも1つ」
「はい、ありがとうねぇ〜!オマケにレーズンパン付けてあるからね」
「あぁ、どうも」
そう手短に顔なじみの客と店員といった感じの会話を交わしつつ、店を出た俺は買った缶コーヒーを手に取り、景気良い音と共に開けつつ、コーヒーを喉へと流し込む。
瞬間、体中に糖分とカフェインが染みわたっていくのを感じながら、明太フランスを手に取り、朝食にしようとした……その時だった。
「ぶへっ!?」
と、安いギャグ漫画の吹き出しにでも書かれていそうな声が聞こえてくるので、その音がした方向に顔を向けると、そこに居たのは、幼馴染の”西住みほ|《にしずみ》”が電柱並びに看板に正面衝突していた。
「痛てて……」
「バカかオメーは?」
「りゅ、龍君!?」
俺の超ド!ストレートな指摘に対して、額をさすっていたみほが赤面しつつ、何か言おうとするが、混乱の余り言葉が出ないらしく、「あわわわっ!」と慌てている。
うーん……近くに穴の開いたマンホールでもあったら、そのままホールインワンしそうだな……。この幼馴染……。
っていうか、
コイツ
(
みほ
)
は昔っから、こんな感じだったよなぁ……。
事ある度にアワアワしていて、俺が出てきて何とかする……って感じで……。
良くも悪くも昔通りと言うべきか……、変わってないと言うべきか……、全く学習してないと言うべきか……うん。
トまぁ……色々と考えれば、考える程、何が何だか良く分からなくなってくる状況を前に”どーでも良くなってきた”俺は、頭の中の思考回路を強制的にシャットダウンして、みほに呆れつつも、話しかける。
「とりあえず無事か?無事なら、学校行くぞ!!ったく、もー!!!」
「う、うん!そうだね!!」
そう言って俺の指摘に対して、改まった様子のみほと一緒に俺は学校へと向かうのだった。
とまぁ、言った感じで幼馴染のみほと合流した所で、俺とみほの経緯&なれそめに関して、少し話せてもらおう……って、何?
「そんなものいらねー
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