暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第五十九話 先輩と神戸でその三十七

[8]前話 [2]次話
「お肌本当に奇麗ですね」
「そうかしら」
「はい、凄くお奇麗です」
 お顔立ちが整っているだけでなくてです、本当に見れば見る程先輩は奇麗な人です。女の子の私から見ても。
「白くてきめ細かくて」
「荒れていないかしら」
「全然ですよ」
 そんなことは全くないです。
「どうしたらそんなお肌になりますか?」
「そう言われても特に何もしてないわよ」
「そうですか?」
「ええ、本当に」
「そうは思えないですが」
「けれど本当にね」
 こう私に言うのでした。
「何もしてないわよ」
「それで、ですか」
「多分規則正しい生活をして」
 そしてというのです。
「あまりとんでもないお酒の飲み方しないと」
「いいんですね」
「適度に身体も動かしてるし」
「先輩今はテニス部のサークルですよね」
「そちらに所属して」
 そしてというのです。
「毎日テニスしたりトレーニングしたり」
「身体も動かされていますか」
「あとひのきしんもさせてもらってるし」
 こちらも忘れないのが先輩らしかったです。
「そうしてるだけよ」
「お肌のお手入れはですか」
「してないわ。お風呂は毎日入ってるけれどね」
「それ大きいと思いますよ」
 お風呂と聞いて私は謎が解けたと思いました。
「それで身体奇麗にして」
「そしてなのね」
「お肌も温めてますと」
 それで、です。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ