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戦国異伝供書
第百話 両翼を奪いその十三
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 どうかとだ、元清は父に言った。
「それがし達は」
「だがそれで家を守れるならな」
「そうされますか」
「気付けばわしも歳を取ったわ」
 元就は笑ってこうも言った。
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