第百話 両翼を奪いその七
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尼子家を倒すと二百四十万石」
「その三倍となるとな」
「七百二十万石ですか」
「そこまでの家、まさに天下統一にもな」
「王手をかけられますな」
「すぐになる」
「ですな、伝え聞く織田殿の資質を聞きますと」
まさにというのだ。
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