ツインズ×戦士達
SAO番外-交わり始めるプロローグ
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れない、素顔も知れない、と言うか名も素顔も表さない相手を探すだけで無駄なことだろう。またあった時にいろいろと訊くとしよう。
●
「イフ・トリップ?」
「説明から観賞用の結晶アイテムだと思うけど……もしかしたら、知っているかな?」
「知らない」
「ですよねー」
自宅へ帰宅後、煮魚定食風をドウセツに作ってもらい、晩御飯中に夕方の出来事をドウセツに話して、イフ・トリップと言う謎のアイテムを訊ねたら予想通りの答えが返って来た。それでも訊き出したのはわずかな可能性があったからである。
「こう言うのってセンリさんが知っているじゃない?」
「メールしたけど知らないって返された」
「……どうして、そんな見も知らない物を貴女が持っているの?」
正確に言えば待っているのではなくて、持たされてしまったのだ。話した通りに白づくめの彼が勝手にアイテムを押し付けられたんだ。だから呆れた目で見ないでくれる?やられた私も悪いと思うけどさ。
「エギルにもメールで訊いたけど……センリさんと同等だったよ」
「使えないわね」
「それ酷くない?」
「聞かれなければいいわ」
「いや、そう言う問題じゃないと思うんだけど……」
「それ私が訊く前にメールしたなら、どうして私に訊いた?バカがこれ以上進化したの?」
「進化してないし、バカではない」
確かに、カメラマンであり情報通なセンリさんと商売屋のエギルが知らない物を訊いた後にドウセツに訊いたのは無駄だと思うし、予想通りの返答もあったけどさ、ほら……わずかな可能性があるじゃないか。
エギルもセンリさんも知らない、レアアイテム、イフ・トリップ。説明もなんか不足していると言うか物足りない感じがする。そもそもなんのアイテムなのかが明確されていない。そんなものがどうして彼が持っていたんだろう。どうして私にくれたんだろう。押し付けるまでして私に貰って欲しかったのか?そして白づくめの彼は……何者?
…………。
……考えてもアイテムも白づくめの答えは導き出せないか。でも、一つだけ明確にできることはできる。危険はないとは言えないが、少しでもモヤモヤを消したいので実行することにした。
「ドウセツ、外に出るよ」
「なんで?」
「イフ・トリップを使ってみる」
「あっそう。頑張ってね」
「一緒について行かないの!?酷い!いくじない!」
「別に私がいかなくてもいいことでしょ?」
「証人になって欲しいのと、説明通りならドウセツと見たいの!」
説明通りに、誰も見たことのない景色が見られたなら、それは人の言葉も思考も表すことができないくらい素晴らしいものが見られるかもしれない。そんな風になったら、一人で見るより、好きな
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