暁 〜小説投稿サイト〜
犬との幸せの為に
第二章
[1/2]

[8]前話 [1] 最後
「ケント、お散歩行こうね」
「ワンッ」
「今日雨よ」
 母はケントに笑顔で言う娘と娘に応える愛犬に言った。
「それでも行くのね」
「ええ、お散歩もね」
 これもというのだ。
「やっぱり毎日しっかりとね」
「朝と夕方になのね」
「行かないとね」
 そうしないと、というのだ。
「うちはお家の中にもおトイレ用意してるけれど」
「運動の為にも」
「そう、それでワンちゃんは動くことが好きだから」
「ストレス海象にもなるし」
「だからね」
 それでというのだ。
「今日も行って来るわ」
「そうするのね」
「それでね」
 さらに言う葉月だった。
「雨の日に行くなら」
「レインコートね」
「ワンちゃんの為のもあるし」
 言いながらそのレインコートも出す、そしてだった。
 ケントにそのレインコートを着せてそうして言った。
「じゃあね」
「これからなのね」
「行って来るわ」
「お散歩も絶対なのね」
「そう、おろそかにしたらね」
 それこそというのだ。
「駄目だから」
「それでなのね」
「もうね」
「雨でも行くのね」
「そうするわ、じゃあね」
 これからというのだ。
「行って来るわね」
「あんたも傘さしてなのね」
「そうして自分も濡れない様にしていくから」 
 こう言って実際にだった。
 葉月は傘をさしてそうしてケントと一緒に散歩に出た、散歩から帰るとケントの身体を拭いて母に笑顔で言った。
「ケント嬉しそうだったわ」
「雨でもなのね」
「行ってよかったわ」
 心から言うのだった。
「本当にね」
「それは何よりね」
「ご飯あげるわね」
「わかったわ、ただね」
 ここでだ、こうも言う母だった。
「ワンちゃん飼うのも大変ね」
「そう?」
「食べものにもシャンプーにもブラッシングにも注意して」
 そうしなくてはいけなくて、というのだ。
「それで絶対にお散歩行かないと駄目だし」
「そう?人間もでしょ」
 人間もというのだ。
「そうでしょ」
「それはね」
「人間も色々あるし」
「ワンちゃんもなのね」
「生きものだから」
 人間も犬もというのだ。
「色々あるのも当然よ」
「そうなのね」
「そう、だからね」 
 それでというのだ。
「大事なことは全部頭に入れて」
「一緒に暮らしていくのね」
「これからもね、じゃあご飯あげるわね」 
「その前にあんたは濡れてない?」
「大丈夫よ」
「そう、じゃあ」
「今からね」
「ご飯あげるのね」
「その後でまた遊んであげるわ」
 こう言ってだった。
 葉月はケントにご飯をあげた、そしてまた彼と遊んだ。家の中で愛犬と遊ぶ時も彼女は笑顔であった。


犬との幸せの為に   完


          
[8]前話 [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ