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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
古里炎真・コズモルート
第3話B 大地と片翼の奏者の出会い! 真紅の魔竜グラウモン
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謝の言葉に、笑顔でそう返す炎真。


ギルモン「っ! 炎真!」

超炎真「うん、わかってる」


炎真とギルモンの視線の先には、先程炎真に殴り飛ばされたデビドラモンが起き上がっており、デビドラモンの持つ深紅の複眼は怒りに染まっていた。


超炎真「ギルモンは下がってて。あいつは僕が……っ!」

ギルモン「っ! 炎真、あれ!」


突然感じた気配に炎真とギルモンが空へ視線を向けると新たに3体のデビドラモンがおり、そのデビドラモン達からも炎真やギルモン達に対しての殺気が放たれていた。


奏「仲間がいたのか!?」

アグモン(S)「まずいぜ、奏の姐御! あんだけの数、いくら炎真が強くても持たない! かと言って、俺やギルモンが敵う相手でも無いし……」

奏「くそっ!(あたしにギアがあれば、炎真と一緒に戦えるのに……いや、あったとしてもLiNKERを打ってないと纏えないか……)」


今の奏はシンフォギアーーガングニールのギアペンダントが無かった。

恐らく元の世界での絶唱の負荷により奏と共に砕け散ったのだろう。

仮にあったとしても奏はマリア・調・切歌同様『後天的適合者』……簡単に言えばシンフォギアとの適合係数が低い装者で、適合係数を無理矢理引き上げる制御薬ーー『LiNKER』を投薬しなければシンフォギアを纏うことができないのだ。

成長期のギルモンやアグモン(S)では成熟期のデビドラモンには太刀打ちできないだろうし、唯一デビドラモンに太刀打ちできる炎真も……


超炎真(勝てない相手じゃないけど、ギルモンや奏さん達を守りながらこの数を相手にするのは……!)


デビドラモン自体勝てない相手では無いが、ギルモンや奏達を守りながら4体のデビドラモンを相手にするのは厳しいと内心思っていた。

それでも炎真は何とかしなければならないと、デビドラモンに対する迎撃の構えを取った……その時。


ギルモン「炎真、僕も一緒に戦う」


ギルモンがそう言い出して来たのだ。


超炎真「っ! ギルモン、だけど……!」


炎真はギルモンではデビドラモンに勝てないと言おうとするが……


ギルモン「大丈夫」

超炎真「え?」

ギルモン「ギルモン、炎真が信じてくれたら強くなれる……デビドラモンに負けない。だから僕を信じて、炎真」

超炎真「ギルモン……」


ギルモンの強い意志を宿した金色の瞳の前にそう言えず、寧ろ根拠のないギルモンのその言葉を信じてみたいと思うのだった。

そして、炎真は……


超炎真「わかったよ、ギルモン……僕は君のことを信じる。だから、一緒に戦おう!」

ギルモン「炎真……うん!♪」


ギルモンを信じ、共に戦う決
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