暁 〜小説投稿サイト〜
『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
ここからあたしは、始まる
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
の縄張りだったのでは?

「っぶねぇ…ナイスだったぜ先生。」

と、緊迫した空気の中お気楽そうな声が崩れた岩から聞こえた。

「その呼び方はやめてもらいたいと言ったのだが…ともかく無事で何よりだよ、マスター。」
「まぁ無事ですよ。ただ生き埋めにされかけましたけどね。」

壁となって守ってくれた岩をどけ、マスターと呼ばれた男がゆっくりと顔を出す。

「で、一撃で壁ぶっ壊したゴリラはどこっすか?」
「あそこだよ。」

アヴィケブロンがあたしを指さす。
こちらを見るマスター。
すると彼はあたしを二、三度、まるで何かを確認するかのように見て、驚いた表情をしていた。

「あれ…ひょっとして…ひょっとすると…?」
「…!」

そして、あたしもその男には見覚えがあった。

「お前…お前もしかして葵?」
「そういうアンタも…まさか宮本?」

多少見た目は変わったものの顔は覚えている。
彼の名は宮本。
あたしの高校の頃の友達であり、さらに

「びっくりしたぜ葵!まさかお前もマスターやってたなんてな!!あ、俺のおかげだったりする?」

あたしにFGOを教えた、紫式部に会うキッカケを作ってくれたある意味恩人の男だ。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ