第一章
[2]次話
黄金バット
第三十三話 ナゾ―博士吉野の桜を前に
奈良の吉野の桜は満開です、今年も奇麗な桜がそれこそ千本も咲き誇っています。その桜を見て沢山の人達が喜んでいます。
「やっぱり春は桜だよ」
「全くだね」
「桜がないとね」
「春って気がしないよ」
こんなことを言いながらです、皆でその満開の千本桜を見ています。中にはこんなことを言う人達もいます。
「この桜達は源義経さんの頃からのものだからね」
「歴史があるね」
「義経さんはここで桜を見ていたんだね」
「そしてそのうえで狐に鼓を渡したりして」
「そこから関に向かったんだよね」
こうしたお話をしながら桜を見てお弁当やお酒を楽しんでいます、そうして春のお花見を楽しんでいるとです。
そこにです、何とでした。
お空にユーフォーが出て来ました、そしてその上にはです。
右手の指は三本、左手は二本で赤と青、黄色と緑の四つの目があります。誰がその人を見て驚きの声をあげました。
「ナゾー博士!」
「ナゾ―博士だ!」
「ナゾ―博士が来たぞ!」
「何をしに来た!」
「ロ〜〜ンブロンゾ〜〜」
ナゾー博士は驚く人達に対していつもの声を出してです、そのうえで。
両手の指からそれぞれ怪光線を出してきました、そうしてまずは地面を焼きました。
「何だこの光線は!」
「こんなもの浴びたら桜はひとたまりもないぞ!」
「我々もだ!」
「まさか我々を皆殺しにするのか!」
「そのつもりか!」
皆ナゾ―博士が焼き尽くして真っ黒になっているかつて草原だった場所を見て恐怖に襲われました。
「そうするつもりか」
「ナゾ―博士ならやるぞ」
「この博士はそうした博士だ」
「危険だぞ」
「私は桜には興味がない」
ナゾ―博士は人々にこう言いました。
[2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ