第98話
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…私は何となくですが想像はつくのですが……」
「…………………………」
からかいの表情を浮かべたアルフィンの言葉を聞いたエリスは気まずそうな表情を浮かべて頬を赤らめて黙り込んでいるエリゼに視線を向けた。
「それよりもエーデルガルトさんの推測を聞いて気づきましたけど……もしかして、黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)の女生徒の中にもリィン少将に対して”クラスメイト以上の感情”を抱いている方がいらっしゃるのでは?」
「ええっ!?」
小悪魔な笑みを浮かべたミュゼの推測を聞いたリィンは驚きの声を上げた。
「あー………」
「その件については”件の人物がいたことを仮定して、その人物のクラスメイトとしての気遣いでノーコメント”とさせてもらうわ。」
「あ、変な勘違いをされる前に言っておきますけどあたしはリィンの事を”ただのかつてのクラスメイトかつ友人”としか思っていませんよ。あたしは”超”がつくシスコンかつ鈍感野郎なんて”友人”としては付き合えても、”恋人”や”夫婦”としては絶対に付き合えませんから。」
「……………………………」
一方フォルデは一瞬ステラに視線を向けた後困った表情で答えを濁し、エーデルガルトは静かな表情で答え、リシテアはリィンに念押しをし、ステラは目を伏せて黙り込み、フォルデ達の反応を見たリィンは冷や汗をかき
(あの、姉様。兄様達の昔の話を聞いてから何となく気づいていましたけど、やはりステラさんが……)
(ええ…………―――貴女の予想通りその”やはり”よ。)
その様子を見て察しがついたエリスはエリゼに小声で訊ね、訊ねられたエリゼは静かな表情で答えた。
その後徘徊を再開したリィンは意外な組み合わせの人物達――――プリネ、レン、エヴリーヌ、クロード、フェルディナント、ローレンツ、ドロテア、レジーニア、ルシエルがブリーフィングルームで談笑している様子を見つけ、それが気になったリィンがプリネ達に近づくとリィンの接近に気づいたプリネがリィンに声をかけてきた――――――
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