第98話
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ィンさんが少しでも過ごしやすいと思って避けていただけです。」
アルフィンの話を聞いたミュゼが複雑そうな表情を浮かべている中、エリゼは気まずそうな表情を浮かべて答えた。
、
「姫様が……?あの、姉様は姫様に一体何を仰ったのでしょうか……?」
「…………メンフィルとエレボニアの戦争勃発寸前の状況に陥ったのは、ユミルが北の猟兵達に襲撃される原因となったアルフィンさんがユミルに滞在していた事を指摘したのよ。」
「それは………」
「……まあ、決して間違ってはいない指摘ね。」
「そうですね。とはいってもそれを皇族相手にも躊躇わずに指摘できるなんて、さすがはあのリフィア殿下の専属侍女長を務めているだけあって、とんでもない度胸がありますよね、エリゼは。」
エリスの質問に答えたエリゼの説明を聞いたリィンが複雑そうな表情で答えを濁している中、静かな表情で呟いたエーデルガルトの意見に頷いたリシテアは興味ありげな表情でエリゼを見つめた。
「そうだったのですか………あの、エリゼさん。わたくしはあの件についてわたくしは気にしていない所か、むしろわたくしの無知さや皇族として失格だった部分をハッキリと言ってくださった事には感謝していますわ。ですからあの件を気にしてわたくしを避けるような事をする必要はありませんわ。それに………わたくしとしてもエリゼさんとはもっと親しくなりたいと思っているんです……エリゼさんはわたくしの親友のエリスの双子の姉であり、リィンさんの妹君でもあるのですから。」
「………――――――承知しました。改めてよろしくお願いします、アルフィンさん。」
アルフィンの話を聞いて目を丸くしたエリゼは静かな笑みを浮かべてアルフィンを見つめ
「はい……!ふふっ、でもわたくしとしてはもう少し親し気にして頂いても構いませんわよ?それこそエリゼさんもそうですがミュラーさんのリフィア殿下やオリヴァルトお兄様に対する気安い口調や扱いでも全く気にしませんわ。勿論エリスもよ。」
「ひ、姫様……さすがにそれは恐れ多過ぎます……!」
「ふふっ、ですが今の姫様は正確に言えば”アルノール皇家としての身分は捨てられています”からエリス先輩がその件を気にする必要はないのでは♪」
エリゼの答えに嬉しそうな様子で頷いた後に答えたアルフィンに視線を向けられたエリスは冷や汗をかいて疲れた表情で答え、ミュゼは小悪魔な笑みを浮かべてエリスを見つめた。
「そういう問題じゃないわよ、ミルディーヌ!」
「ハハ………何にせよ、二人のわだかまりが解けたようで何よりだな。」
「まあ、リィンにとっても二人にわだかまりがある事は他人事じゃねぇからな。――――――何せ、”将来”を考えると自分のハーレムメンバーは仲良
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