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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
沢田綱吉・ヴェルジネルート
第10話A 目指せムゲンマウンテン! 弾丸の嵐ガルゴモン
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「す、すみません……///」

ブイモン・テリアモン『???』


顔を真っ赤にしながら会話するツナとクリスの言葉の意味がわからず、ブイモンとテリアモンは疑問符を浮かべるばかりであった。

ツナとクリスが再び沈黙に入り、こんな状態が続くかと思われた……その時。


〜♪

ツナ「? これは……」

クリス「歌……なのか? 一体、何処から……」


何処からか歌が聴こえて来て、気になったツナとクリスはブイモンとテリアモンと共に歌が聴こえる方へ向かうのだった。
















それから少しして、ツナとクリスは洞窟から少し離れた場所へとやって来た。

この中で耳が良いテリアモンが音源を探していた。


テリアモン「……この歌の旋律は、マーメイモンだね」

クリス「マーメイモン?」

テリアモン「人魚の姿をしたデジモンで、完全体なんだ」

ツナ「完全体って、確かグレイモン達成熟期より強いんだっけ?」

ブイモン「うん、そうだよ。でも、マーメイモンがどうして此処にいるんだ? 確かに近くには泉はあるけど、普段は海に住んでいるマーメイモンが此処にいるのはおかしいよ」

クリス「なるほど、確かに人魚みたいなデジモンなら海にいなきゃおかしいよな。何でこんなところにいんだ?」

テリアモン「うーん……もしかしたら、海で怪我をして、ここに来たのかもしれないよ……?」

クリス「マジかよ……!?」

ツナ「だったら、助けに行かないと……!」


ツナとクリスは歌が聴こえる方へ走り出した。


ブイモン「あ! ツナ!」

テリアモン「クリス、ちょっと待ってよ! 危ないよ!」


ブイモンとテリアモンも2人の後を追いかけた。
















しばらく走ると森の開けた場所に到着し、そこには月明かりを受けて輝いている泉に、純白の淡い光を放つ花があった。


ツナ「綺麗ですね……」

クリス「ああ、そうだな……」


そのあまりにも神秘的な光景にツナ達は目を奪われていた。


ブイモン「ん? あれは……」


ふとブイモンは泉の近くにある岩に座っている、海賊風な衣装を身に纏う人魚の姿をしている完全体の水棲獣人型デジモンーー『マーメイモン』を見付けた。


ツナ「あれがマーメイモン?」

ブイモン「うん、そうだよ」

クリス「凄え、御伽噺に出て来る人魚を見られるなんて……♪///」


クリスはデジモンとは言え、御伽噺に出て来る人魚を見られたことに目を輝かせていた。

だが、そんなクリスの感動を打ち壊す物がマーメイモンの尾鰭に刺さっていた。


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