暁 〜小説投稿サイト〜
X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
沢田綱吉・ヴェルジネルート
第10話A 目指せムゲンマウンテン! 弾丸の嵐ガルゴモン
[12/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
雷の属性を持つライドラモンの技は効果抜群で、蒼雷弾を受けたマーメイモンは感電して思うように動けずにいた。


ガルゴモン「ライドラモン!」

ライドラモン「今だ、ガルゴモン! 決めろ!」

ガルゴモン「OK!」


ガルゴモンは片腕のガトリングアームを構えながらマーメイモンに肉薄する。


マーメイモン「う……うああ……あああああっ!!!」


感電で動きが緩慢なマーメイモンは最後の悪足掻きとばかりに、尾鰭を振るってガルゴモンを迎撃しようとするが……ガルゴモンを身を屈めてその攻撃を躱し……


ガルゴモン「ダムダムアッパー!!」

パキーンッ!!


下から突き上げるかのようにガトリングアームでのアッパーを繰り出し、マーメイモンの尾鰭に刺さっていた黒い歯車を破壊するのだった。


ツナ・クリス『やった!』

ライドラモン「よし!」


ガルゴモンがマーメイモンの黒い歯車を破壊したことにツナ達は歓喜の声を上げた。

破壊された黒い歯車は瞬く間に消滅し……


マーメイモン「う……ううん……私は、一体……?」


マーメイモンの狂気が消え、マーメイモンは正気に戻るのだった。


ツナ「大丈夫ですか?」

マーメイモン「! あなた達は、人間ですね。初めて見ました。失礼ですが、私は先程まで何を……?」

クリス「あんたは黒い歯車に操られていて、正気を失って暴れてたんだよ」

マーメイモン「歯車……思い出しました。私は満月の夜になると光を放つ花を見に此処へ来たのですが、その途中で……」

ツナ「黒い歯車が貴女に向かって飛んできたという訳ですか……?」

マーメイモン「はい……どうやらあなた達にご迷惑をお掛けしてしまったようですね。ごめんなさい……」

ツナ「気にしないでください♪」

クリス「そうだぜ、あんたも被害者の1人なんだ。悪いのはあんなものをばら撒いている奴だ。気にする必要ないって♪」


ツナとクリスは微笑みを浮かべながらマーメイモンにそう言う。


マーメイモン「ありがとうございます……お詫びと言ってはなんですが、私の歌を聴いてはくれませんか……?」

ツナ「歌、ですか?」

ブイモン「珍しいな。マーメイモンが他人に歌を聴かせるなんて」

テリアモン「そうだね」


ライドラモンとガルゴモンから退化したブイモンとテリアモンが珍しそうに呟く。

マーメイモンと言うデジモンは基本物欲が強くて宝物に目が無いことから、他のデジモンが所有している宝物……所謂データを略奪する為に歌を使うのだが、どうやら目の前のマーメイモンは花や歌を唄うことが大好きな、温厚で心優しい性格のようだ。


クリス「へえ〜、人魚の歌か……凄
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ