第六百八十八話 無敵はいない
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第六百八十八話 無敵はいない
イギリスはあの怪物の漫画を読んでドイツに言いました。
「主人公もお供も滅茶苦茶強いけれどな」
「全員弱点があるな」
「ああ、主人公は雷が苦手でな」
それで雷が鳴る時は何も出来なくなります。
「他の作品もそうだよな」
「忍者は蛙が苦手だな」
「水遁の術の時大変だろうな」
「お化けは犬が苦手だ」
「猫型ロボットは鼠でな」
「猫型ロボットが一番有名だと思うが」
それでもと言うドイツでした。
「お二人のキャラはまず確実に弱点を持っているな」
「超能力にも制限があるしな」
「スーがない超人も色々制約がある」
「無敵キャラっていねえな」
イギリスははっきりと言いました。
「所謂チート能力でもな」
「弱点でバランスを取っている」
「そこが絶妙だな」
「全くだ、もっとも無敵主人公を書くにもそれなりの技量が必要だが」
さもないとどうにもならないキャラクターばかりで作品が酷いものになります、ですがお二人の作品はそこに弱点も加えてバランスを取っていたのです。
第六百八十八話 完
2020・8・20
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