スーパーロボット大戦OGs
0022話
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ラーとしての活動拠点、ラングレー基地の事や、俺がピックアップした隊員達の話で打ち合わせを完了した。
「諸君、卒業おめでとう。君達は今日からパイロット候補生ではなくれっきとした連邦軍の正式なパイロットとなった。これからもこの士官学校で勉強した内容を忘れずに励んでくれる事を期待する」
パイロットコースの教室。そこで教官が俺達卒業生に向かい最後の言葉を送っている。今日は俺達パイロットコースの生徒、最後の授業の日なので簡単な卒業式のようなものだろうか。
今日の授業が終われば、俺達はそれぞれの任地へと向かう事になる。俺はもちろん北米、ラングレー基地。
そこでヴィンデル以外のメンバーとの初顔合わせだ。データでは何度か見たりしたメンバーだが、実際に顔を合わせるのは初めてとなる。
……ちなみに以前の俺の予想通り、結局半年で部隊を実働状態に持って行く事は出来なかった。なんとか準備が完了したとヴィンデルから連絡が来たのが2週間程前の事になる。
後1ヶ月もしないうちに卒業という関係もあり、結局シャドウミラーの正式稼働は俺がパイロットコースを卒業してからという事になった。
「起立、教官に向かい、敬礼!」
学年代表としての最後の仕事として、3年全員で教官に対する敬礼をしてパイロット候補生としての最後の授業を終える。
「さて、後はシャトルで移動か」
「ん? もう行くのか」
さっさと教室を出ようとする俺に向かい、バリソンが声をかけてくる。
そういえば、こいつとも結局3年に渡って長い付き合いになったな。
一般組として入学したのだが、最終的にはクラスでも10位以内に入る成績を叩き出すようになっていた。
気心が知れていて、それでいて優秀。バリソンみたいな奴がシャドウミラーにいてくれれば助かるんだが。
「ああ。何せ色々と忙しくてな」
「そうか。元気でな、というのはおかしいか?」
「いや、おかしくはないだろう。お前も元気で。と言うか、死なないように気をつけろよ。アフリカの方はDC残党がまだかなりいるらしいし」
バリソンに軽く挨拶をし、クラスメイトにも適当に声を掛けつつ教室を出て寮の自室へと戻る。
寮の部屋にある私物は既に殆どがラングレー基地に送ってあるので、持って行くのは簡単な手荷物だけだ。
3年間とは言え、自分の部屋だっただけにいざ退去するとなると寂寥感みたいなものが湧き上がってくる。
「じゃ、今までありがとうな」
誰にともなく礼を言い、ついでに管理人の爺さんに挨拶をして寮を出る。
「後はラングレー行きのシャトルが出るまで待つだけか」
連邦お膝元の士官学校という事もあり、この学校には空港なんかも近くにあるので移動は非常に楽だ。
空港内にある喫茶店で時間
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ