外伝〜智謀の天使〜
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いたルシエルは静かな表情で答えた。
「フフ、最後は私ね。――――――私の名はアイドス。”古神”の一柱にしてオリンポスの星女神の一柱でもある”慈悲の大女神”よ。」
「なあっ!?魔神どころか、古神と”契約”を交わしているなんて、貴方本当に”人間”なんですか……!?」
そしてアイドスの正体を知ったルシエルは驚きの声を上げた後信じられない表情でリィンを見つめた。
「ハハ……”特殊な体質”はあれど、れっきとした人間ですよ、自分は。」
「兄様………」
苦笑しながら答えるリィンの様子をエリゼは辛そうな表情で見つめた。
「………ちなみに先程そちらのもう一人の守護天使―――ユリーシャが言っていた貴方達が参加している”戦争の正義”とは一体どういう事なんですか?」
「それは――――――」
ルシエルの新たな疑問を聞いたリィンはエリゼと共に”巨イナル黄昏”の事について説明をした。
「………という訳で自分達はこの世界の”終焉”を防ぐ為にもエレボニア帝国と戦争をする事でエレボニア帝国に勝利し、その過程でオズボーン宰相達を滅ぼす事で”巨イナル黄昏”も滅ぼそうとしているんです。勿論自分達が所属している祖国であるメンフィルもそうですがメンフィルと連合を組んでいるクロスベルやヴァイスラントによるエレボニアに対する様々な”思惑”も含まれていますから、今回の戦争が第三者から見て”正義”かどうかは人間の自分達ではわかりません。自分達も戦争が勃発する前はお世話になったエレボニアに刃を向け、エレボニアで結んだ”絆”である学友達に一方的に別れを告げたのですから。――――――ただ、それが今までお世話になった遥か昔から呪いに蝕まれていたエレボニアを”救う”唯一の方法だと信じて歩んでいるだけです。」」
「………………………………………”部外者”の立場であるわたくしにそのような重要な話をする事で、貴方達のわたくしに対する”誠意”は十分に伝わりましたわ。――――――ならばわたくしも貴方達から受けた恩を返す為……そして”正義の象徴たる天使としての役目”を果たす為にも、”巨イナル黄昏”が関わる戦いの結末まで貴方達に力を貸しましょう。」
リィンが説明を終えると少しの間目を伏せて黙って考え込んでいたルシエルは目を見開いた後決意の表情を浮かべてリィン達を見つめた。
「それは自分達としても心強い申し出ですが………本当によろしいのですか?自分達と違い、ルシエル殿にとって縁も所縁もない戦争ですが………」
「世界が違えど、そのような”呪い”に侵された国に住まう人々を”救う”事やあろうことか”呪い”を利用して世界を”終焉”へと導く邪悪なる者達を滅する事がわたくし達”天使の正義”ですから、”天使”であるわたくしにとって放置するような出来
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