暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第6話『植え付けられた絶望』
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「宇宙の存続?一体何のことだい?」
「宇宙も一つの生命体だ。活動を続ければエネルギーを消耗して消滅してしまう。それを阻止するために、ボク達は活動しているんだ。この宇宙が消えることは、生命体である君たちファントムにとっても都合が悪いんじゃないかな?」
「確かに、それは都合が悪いね。どうするゴルゴン?」
「この状況で断れる雰囲気?ここは取引に応じておく方がいいわ。」
朱雀とゴルゴンはキュゥべえの持ちかけた取引に応じる。
「物わかりがよくて助かるよ。それじゃあ、この魔女を君たちにプレゼントするよ。」
キュゥべえは異空間で待機させていた願いの魔女を呼び寄せる。
「こいつが魔女ってやつか。」
「私達ファントムより純粋な魔力を持っていそうね。来なさい、リビングデッド!」
「ゴルゴン様、何でしょうか?」
「あいつと一緒に異世界に行って新たなゲートを見つけて、ファントムを生み出してきなさい。」
「わかりました。」
ゴルゴンはファントムのリビングデッドを呼び寄せ、『まどか☆マギカ』の世界に向かわせた。
「それが実際はどうだ?魔女がこの世界に現れてから、ゲートは子供しか見つからない。その上、ゲートを絶望させてもファントムは生まれずに魔女しか生まれない。」
「まさか、私達の仲間を増やしたいって考えにつけ込んで騙してくるとはね。」
朱雀とゴルゴンは人間態になり怒りをみせる。すると、
「別に、騙したわけじゃないんだけどな。」
そこにキュゥべえが現れる。
「おい、あれだけのことをしておいてしらばっくれるつもりか!」
朱雀はキュゥべえを怒鳴りつける。
「騙したも何も、君たちファントムは取引に応じたじゃないか。」
「じゃあどうして魔女が生まれてファントムが生まれないのよ!」
「当たり前じゃないか。この世界には君たち以外のファントムが存在せず、魔女がこの世界の脅威になっているんだ。この世界は今、『仮面ライダーが魔女と戦う世界』に変わっているんだ。」
「ならどうして最初に言わなかった!」
「聞かれなかったからさ。君たち感情を持つ生物は何時だってそうだ。一時の感情で契約に応じておきながら、こんなはずじゃない∞話が違う∞聞いていない≠ニ言って憤慨する。契約を結ぶからには、予め聞くべき内容はしっかり聞くべきだ。自分にとって有益となる情報、不利になる情報をしっかり聞かないで契約を結んだんだから、その結末に文句を言われても困るね。」
怒りをぶつける朱雀とゴルゴンにキュゥべえは冷たく答える。
「んな、あいつ身勝手じゃないか!」
キュゥべえの態度に仁藤も怒りをみせるが、
「仁藤さん落ち着いてください。キュゥべえに感情的な会話は通用しません。それよりも、まずは!」
フェイトは仁藤を落ち着かせ、バルディッシュをアックスモードに変えるとキュゥべ
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