最終話
[5/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
立っていた髪の毛は鮮やかさを増し、体からは銀の粒子を乗せた薄桃色のオーラが立ち昇っている。
「はぁ…はぁ…はぁ…ふっ」
武舞台を蹴ると破壊神と化したトッポでも知覚できない速度で距離を詰めると拳を突き上げるモンデル。
「なにっ!ぐはぁっ」
鳩尾に拳を喰らい吹き飛んでいくトッポ。
細身で巨漢を軽々と吹き飛ばすその力に観客席が騒めいた。
「ぬぅ…がぁあっ!」
瓦礫を払いのけて立ち上がったトッポは近づけれまいと無数の破壊のエネルギーを飛ばすが、モンデルは涼しい顔で一歩一歩前へと歩いて来る。
最小限の動きで最大限の効果を得ているかのように弾く破壊は最小に、かわす動きすらまるで暖簾をくぐっているように軽やかだ。
「おいウィス、あれは」
「はい。あれはベジータさんと同種の変身と言う訳じゃありませんね。本人に自覚が有るのかは分かりませんが、もともとその素養は有りました」
「結論を言えウィス」
「ビルスさまもお気づきの通りですよ」
「身勝手の極意を身に着けた神になったサイヤ人の超サイヤ人」
「差し詰め超サイヤ人ロゼ・極と言った所でしょうか」
大技に切り替えようとしたトッポに一瞬の内に懐に入り回し蹴り。
「ぐっ」
吹き飛ばされながら繰り出したトッポの拳は空を切るばかり。
逆にモンデルの攻撃は確実にトッポへダメージを与えていた。
モンデルはトッポの顎を打ち上げ吹き飛ばしてから気を溜め始める。
「かーめー」
「ぐっ…」
「はーめー…」
「舐めるなっ!」
巨大な破壊のエネルギーを作り出したトッポは振り下ろす様にモンデルへと射出した。
「波ぁーーーーーっ!」
それと同時に撃ちだされるモンデルのかめはめ波。
モンデルのかめはめ波はトッポの破壊のエネルギーを上回る威力で押し流し…
「ぐわぁああああぁああああああっ!」
トッポを場外へと押し出す事に成功した。
「はぁ…はぁ…はぁ…ぐっ…」
今の攻撃で融合時間を使い切ってしまったようでモンテとビーデルの二人に分離してしまった。
モンデルとトッポの攻防がすさまじかったのだろう。足場にした武舞台はついに耐えきれなくなって落下。
分離と同時に意識を失ったビーデルともども落下していった。
わたしも意識を失っていたい…わたしも自由落下している事だしこのまま…
「モンテっ!狸寝入りは分かっているぞっ!」
「ひぃっ!?」
ビルス様の激に反射的に意識が覚醒し咄嗟に武舞台へとしがみついてしまった。
「はぁ…はぁ…ぐぅ……はぁ…」
体の中で暴れる気は分離の寸前にビーデルではなくわたしが全て抱え込んでいる。
こう言うものの制御は慣
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ