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転生したらビーデルの妹だった件
第九話
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がビーデルを狙う。

それを横目に見ていたビーデルはケールに腕を絡ませてそのまま地面に叩き付けた。

「ぐはっ」

生憎と何年姉妹やっていると思っているんだ。ブランクは長いかもしれないがわたしとビーデルの息はピッタリだ。もちろん連携の訓練も精神と時の部屋で重ねて来たのだ。付け焼刃のコンビ技に負けるはずがない。

「くそ、ケールっ!」

「はぁっ!」

更にビーデルは倒れ込んだケールに自身も宙に浮きながら体重を掛けて肘うち。

「うわあああっ!」

ケールの絶叫が木霊した。

「このヤロウっ!」

「波っ!」

駆けつけようとしたカリフラに地面に打ち付けたケールに覆いかぶさるように肘うちを仕掛けたビーデルの頭上を掠めて気弾が飛びカリフラを襲う。

「あああああっ!」

「っ…!」

無理やり立ち上がったケールがビーデルを払いのけ、エネルギー弾で追撃しようとした所にモンテが接近し回し蹴り。

「はぁっ」

「きゃぁっ」

吹き飛ぶケール。

「大丈夫か、ケール」

「姐さんっ…はいっ」

吹き飛んだケールをキャッチしたカリフラだが…

「「かーめーはーめー…波ぁーーーーーっ!」」

モンテとビーデルがXの字になる様にかめはめ波で狙い撃つ。

「姐さんっ!私の後ろにっ!」

「ケールっ!」

「ぐぅぅぅぅううううわあああぁぁあああぁっ!」

カリフラを後ろにかばったケールは腕をクロスさせてモンテとビーデルのダブルかめはめ波を受け必死に踏ん張っている。

げぇっ!超サイヤ人ゴッド二人のかめはめ波を受けきるってのかっ!これだからブロリーはっ!

「「はぁっ!」」

だがここで落としてしまいたいとビーデルとモンテは気合を入れなおした。

「きゃああああっ!」

踏ん張っていたケールの足が武舞台を離れる。

よしっ!今の一撃でケールを武舞台の外まで吹き飛ばす勢いだぞっ!

「ケールさんっ!」

げぇっ!何処に居たのかキャベがインターセプトしてケールを押し戻したっ!?

「ケールっ!」

すぐにカリフラが駆け寄った。

「ここはボクが時間を稼ぎます。なので、お二人はシャンパ様から預かったアレをお願いします」

「アレかぁ…本当は嫌だけどな…今のままじゃ勝てそうに無いし。おいケール、アレ出せ」

「は、はいっ!」

そう言って取り出したのは一対のポタラだ。

「おいっ!あれは良いのかっ!道具だろっ!」

とビルス様が抗議しているが面白そうだから全王様はOKとの事。

「ヤバイっ!ビーデルっ!」

「う、うんっ!」

「させませんよっ!」

キャベがカリフラとケールを守る様に立ちはだかる。


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