第九話
[7/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ルとピリナの二人はモンテと向かい合う。
「ようやく力も安定してきたところだ」
「ああ、同化した同胞の為にもこの試合負けられぬ」
隙の無い構え。
ナメック星人は同化する事で力を増し強力になる。
この力の大会の為に二人は殆どの同胞と同化を試みて来たらしい。
「試合に負けられないのはこちらも同じ。だから弱点を突かせてもらう」
「弱点だと…我らナメック星人に弱点など」
いや、もう何て言うかゴメン。きっと知らないんだろ思うけどナメック星人ってさ…
ぴーぴぴぴーぴぴぴーぴぴぴ、ぴーぴぴぴーぴぴぴーーーーーー、ぴーぴぴーぴぴぴぴぴーぴーぴーぴぴぴぴぴー
「ぐぁあああ」
「なんだこの不快な音はっ!?」
「あ…頭が割れる…」
口笛に弱いんだ。聴覚だから力の差とか関係ないし。
「おい、なんだそれ、ズリーぞっ!」
シャンパ様、種族的弱点を対策してこない方が悪いんです。
苦しみ悶えるサオネルとピリナを口笛を吹きながら武舞台の外へと投げ飛ばす。
腕を伸ばす気力も出なかったのか二人は呆気なく落ちて行った。
なんか遠くでピッコロさんも苦しんでいたけどしーらない。
あ、もしかしてピッコロさんの弱点が知れ渡っちゃってヤバいかな…?まぁしょうがないと言う事で。
「キェエッ!」
「おっと、不意打ちですか」
第6宇宙のフロストが不意を突いて尻尾で足を払いに来たがフロストなぞ所詮ナメック星編のフリーザ様程度だ。
鍛錬を重ねてゴールデンフリーザ様になるくらいの実力ならまだしも超サイヤ人になったばかりの悟空にやられる程度の実力に負ける訳にはいかない。
「ぐぁああっ!」
逆にカウンター気味の回し蹴りで武舞台から落っことしてやった。
「モンテ、大丈夫?」
「ああ、ビーデル。どうしたのこっちに来て」
スタっと音を立てて現れたのは悟飯くんの所に居るはずのビーデルだった。
「悟飯くんの所に居ると悟飯くん戦い難そうだったから」
「ああ、自然にビーデルを守る体勢になってしまうのか」
「そう言う事」
それでは悟飯の実力が100%発揮できるはずも無い。それならと逆に悟飯から離れる選択をしたようだ。
「お、良いね。今度は尻尾付きが二人か」
「あ、姐さんっ」
「おらケール、ビビってんじゃねぇぞっ!」
「で、でもぉ」
バカな…せっかく距離を取ったのにまたしてもこの二人組と遭遇とか運が悪い。
「モンテ?」
「第6宇宙のサイヤ人。強いよ」
「なるほど」
ジリと半身を引いてビーデルは拳を構える。
「2対2か。やるぞケールっ」
「姐さん…」
不承不承と構えを取るケールとやる
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ