第九話
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ーーっ!?」
暴走状態のまま真っすぐにこちらへと走ってくるケールに恐怖を感じる。
ブロリーと言えば足を掴んで地面に叩きつけたり、頭を握って岩肌で削岩したりと残虐ファイトで相手を追い詰める伝説の超サイヤ人の事だ。
そのパワーは絶大で、パンプアップした肉体からは信じられないほどに高速に動くチートな存在なのだ。
だがわたしはそんな痛そうなバトルは御免こうむる。
なので逃げさせてもらうっ!って…
「速いっ!」
「ああぁあっ!」
振りかぶった拳は次の瞬間眼前に迫っていた。
粉塵が舞い散る。
「ぬぅ…」
何故吹っ飛ばないとでも言いたそうな呟き。
粉塵が晴れるとしっかりとクロスした両腕でケールの拳を受け止めているモンテの姿が。
その姿は超サイヤ人2の時よりも髪の毛が伸びていて力強さも上がっているようだ。
「それが超サイヤ人3かっ」
変身したモンテに嬉しそうなカリフラの声が響く。
「はぁっ!」
拳を受け止めたまま地面を蹴ると回し蹴り。しかしケールの太い首を狙ったその一撃はダメージを与えている様子は無い。
しかし少しはよろめいてはくれたようですぐさま距離を取るモンテ。
すぐにケールを見ると巨大な気が胸元に集まっているのが見えた。
「げぇっ!?ブラスターメテオっ!?」
無差別範囲攻撃じゃないのさっ!
今ここでかめはめ波を撃ったとしてもキャンセルは間に合わないっ!って事でおさらばっ!
シュンっと瞬間移動でビーデルの所へと飛ぶとすぐさまビーデルに覆いかぶさった。
「モンテ?」
「ふせてーっ!」
次いで武舞台の上に巻き散らかされる流星雨の如き気弾の雨。
「な、何が起こったんですかっ」
と悟飯くん。
「ケールがブロったんだよっ!」
「い、意味が分かりません」
うるせー、フィーリングで感じろっ!
絨毯爆撃をどうにか凌いでいると突如ケールを超えた気を発する存在が暴走状態のケールの前に現れ気弾の一撃で吹き飛ばしていた。
あれ程の脅威を誇ったケールを一撃とはジレン恐るべし。
それを見ていてもたっても居られなくなったのだろう悟空がジレンの所へと駆けて行く。
武舞台の一段高い所に陣取った第2宇宙のリブリアン達三人は観衆の面前でなぜか魔女っ娘変身をお披露目…していたのだが、大人げない17号さんが途中で砲撃。変身を中断させるとどう言う訳か逆切れすると言う始末。
気を取り直して変身バンクの様に二回目に突入するリブリアン、カクンサ、ロージィの三人娘。
「か・め・は・め・波ーーーーーーっ!」
「「「きゃーーーー」」」
ジュ
二回目の変身はモンテがかめはめ波で吹っ飛ばした。
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