第九話
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ーっ!」
美人さんが筋骨隆々の体格で迫ってくると若干怖い。
「ちょっま…」
モンテも超サイヤ人になってカリフラの攻撃をかわしていく。
「当たらねぇっ」
「その変身はパワーは凄いけどスピードが落ちるからあまりお勧めしないよ」
悟空さんもベジータさんもそれが分かっていたからその変身は実戦で使う事は無かったのだ。
「くっそーーーっ!」
大振りに振られた拳を瞬間的に超サイヤ人2に変身して殴り返す。
「ぐああぁあ」
モンテの細身の体で繰り出された拳にカリフラが吹き飛ばされた。
ザザーと煙を上げて制動を掛けて何とか踏ん張ったカリフラは、興奮気味に変身を解除してモンテに走り寄って来た。
「それが超サイヤ人2かっ!一度なった事はあったんだけどあれ以来なれなくてな。コツはやっぱり背中のゾワゾワか?」
「……まぁそんな感じ?」
なんだろう…この悟空さんを相手にしている感じは…
「なるほど、やっぱそうかー」
そう納得するとカリフラは再び気を高めてく。
「はぁああああぁぁぁあああっ!」
金色の髪の毛は更に逆立って体からスパークが飛び散っている。
「これが超サイヤ人2かっすげー力だっ!」
ええー…あんな適当なアドバイスだけで超サイヤ人2に変身とか…どんだけ才能あるのよ…
「それじゃいくぜーっ!」
嬉々として迫ってくるカリフラ。
格闘戦メインで殴り合う。
「だりゃりゃりゃりゃ」
「ちょっまっええっ!」
どちらも有効打に欠けていて一進一退の攻防が続いている。
「姐さん、援護しますっ」
カリフラと一緒に居たケールが弱々しいエネルギー弾を飛ばしてくるがモンテが肘を払って弾き飛ばすとどちらともなく戦闘を中断するモンテとカリフラ。
「今いいとこだったんだ、邪魔すんなケール」
「あ、姐さんっ」
「さあ、続きと行こうぜっ!」
「妹分ほっといていいの!?」
「アイツもサイヤ人だ、構わねぇよ」
ええーーー…これだからサイヤ人は…戦うのが好きで、更に戦いの邪魔をされるのは嫌い。厄介だよまったく。
カリフラの攻撃をさばいていると近くで爆発的に気が高まるのを感じてカリフラともども視線を向けるとそこには暴走状態に陥ったケールの姿があった。
その髪は緑金に輝き肉体は先ほどのカリフラの様にパンプアップされていて、しかしその力の高まりは絶大だった。
「すげーじゃねーか、ケールっ!」
「げぇ…ブロリーっ!?」
興奮するカリフラとは対照的に驚愕するモンテ。
「気が…高まる…あふれる」
理性の無い眼でモンテを捉えるケール。
「モンテ…モンテーーーーっ!」
「やっぱりーー
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